食いすぎだという自覚はあるが、食欲の秋なのでいいのである。釣りたての猿アジ刺しだけでなく、1週間熟成させた城ヶ島アカハタの清蒸、さらには2週間熟成させた洲崎沖メダイの味噌漬けとクロムツの塩焼き。食べごろが全部重なっちゃったんだから仕方がない。美味しすぎて全部食らう。
釣り番組などを見ていると、釣りたての魚を近所の料理屋に持ち込んでというシーンをたまに見るが…その魚は釣ったその日に食べても味がほとんどないはずだし、ゴムみたいな食感で食えたもんじゃないはずと首をかしげることがある。ロケのスケジュール上仕方ないってことは分かってはいるんだけど、そういう魚は食べるシーンは撮らなくても……地元振興で料理屋も紹介しないといけないって縛りがあるのかな?
10月のへた釣りは完全に釣行のスケジュールを組み間違えた。時化で眩暈が…それでも頑張って萬栄丸半夜クロムツ20匹で釣れたクロムツは、大きな物は炙り刺しにして食べ切って、小さめの物は塩焼きで食べようと熟成させていた。メダイは味噌漬けで日持ちするように加工した。フグとベラに邪魔されて城ヶ島沖アカハタに癒してもらえずで釣れた30センチのアカハタは清蒸で食べるために1週間熟成させておく。さらに、猿大アジになぜか嫌われフグになつかれる…でも48匹で十分で釣れたA5ランクアジはできればお刺身で3日で食べきりたい。小さめの物は南蛮漬けやフライにしてある。で…3週間分の釣果の食べごろが重なっちゃったもんだから、釣魚の満漢全席状態に。美味しかったけど、食べ過ぎた~。
著者: へた釣り