2021年の剣崎イサキは良型の出現率が高い。開幕戦は25センチまでだったが、2戦目は28センチ超えを5匹、3戦目では36センチと32センチの尺超えをゲットした。剣崎イサキは小ぶりでも脂ののりがよいことが多い。良型ともなると脂のりのりで超絶品。数より型に宗旨変えしちゃいそうだ。
今季最大36センチ&最多47匹でどやっで釣れた尺越えイサキのうち、36センチはオス、32センチはメスだった。一般に魚は産卵期に脂ののりが落ちるものだが、イサキに関しては最も脂の乗る旬の時期が産卵期と重なる。特に梅雨明けまでのこの時期は「麦わらイサキ」「梅雨イサキ」と呼ばれ最も美味しいとされている。そんな時期に釣れたでっぷりと太ったジャンボイサキである。期待するなという方が無理だ。熟成待ちの3日間でさらに膨れ上がった期待を裏切らない脂ののり具合であった。ワサビをほんの少し乗せて醤油にちょん。口に運ぶと旨味がパッと口中に広がる。1匹分造ってもらったので結構な量のはずだがやめられないとまらないでぺろりと平らげてしまった。イサキは数釣りをテーマにしていたが、数より型に宗旨変えして、良型を釣る工夫をしてみようかなぁっと考え始めていたりする。
著者: へた釣り