釣り人に共通する特徴の一つが“懲りない”ではないかと思う。キンメダイ3匹、クロムツ1匹とボウズこそ免れているもののド貧果続きで「今週は確実に釣れる釣りに行く」と宣言していたはずのなのに土曜日の洲の崎が凪ぎと気づくとオニカサゴを釣りたい&食べたい欲を抑えられない。
オニカサゴは昨夏に富戸沖で大爆釣して1日やって一度魚信があるかないかのことが多い東京湾口で釣るのが馬鹿馬鹿しくなってしまっていたのだが、洲の崎や沖の瀬まで南下すれば状況が違うことに気づく。金沢八景・一ノ瀬丸のオニカサゴのポイントが「洲の崎~沖の瀬100m~200mラインを中心に」と書いてあったのでタイミングが合えばと狙っていた。今週末は洲埼灯台沖で風5メートル以下のべた凪予報。「サバの猛攻」「速い潮」という不安要素もあるが近くのポイントを攻めるヤリイカ船の釣果が安定しているので好転していると信じたい。
洲の崎沖で釣るのは初めてだが釣り方はあまり変わらないようだ。底から2メートルを持ち上げたり落としたりして執拗に誘ってみる。オモリが着底したらすぐに底を切るのではなく15秒くらいそのまま動かさず仕掛けが底に着くまで待つ。オニカサゴは上から落ちてきたエサに近づいてきて飛びつけると判断すると意外と素早く泳いで食らいついてくる。マメに仕掛けを持ち上げて落として飛びついてくる間を作るという富戸で上手くいった釣り方が洲の崎でも通じることを祈る。目標は40センチ以上込みで2匹。
著者: へた釣り