釣況が悪く思ったように釣れないとき、釣り人もつらいが船長は釣り人以上につらいと思う。金沢八景・一ノ瀬丸の2020年の剣崎イサキは8月末の禁漁日を待たず、22日で終了することが決まった。その日は大阪行きなので、最終戦に行くべきか行かざるべきか悩むことなくお終い。
6月6日の開幕戦はほとんどの時間を洲崎沖で釣りラスト1時間の剣崎沖では魚信すらなし。6月27日の第2戦も沖の瀬に直行し、剣崎沖は最後の1時間半だけでなんとか1匹。7月26日の第3戦はやっと剣崎沖で釣ることができて35匹。今季最終戦となった8月8日は15匹と全く振るわず。今季剣崎で釣ったイサキは51匹で断トツでワースト記録。
魚信はそれなりにあるのだがとにかく針掛かりしなかった。また、掛かっても掛かりが相当浅いようで巻き上げ中によくバレた。針はチヌ針の0.8号を使っているが、ウリンボ用の針なのでもしかするともう少しだけ針を大きくすると針掛かり率が改善した可能性が。最終戦をやるならチヌ針1号の仕掛けを何組か持っていく予定だった。
ソウダガツオやシイラといったお邪魔虫の姿を1匹も見なかった。代わりにイサキとほぼ同じタナで1.5号のハリスを瞬殺していくワラサと思われる青物の回遊があった。今年はイサキが産卵しなかったということはないから、ウリンボはどこかにいるはずである。潮の流れか、海水温かなんらかの影響で、ウリンボたちが集まる場所が今年は松輪の根ではなかったのかな?
著者: へた釣り