松輪出船の船では6月下旬から出始めていたが、へた釣りの定宿である金沢八景・一之瀬丸でも剣崎沖イサキ五目で竿頭118匹が出た。平日で雨の日の参考記録ではあるが、スソでも40匹なので相当活性がよく、終日、シャクれば魚信るという状況だったのでは。今週末はイサキだね。
平日に束釣り達成の人が出始めるとイサキの数釣りシーズン開幕の合図だ。へた釣りが釣行する週末は船上が混むので、平日に比べるとどうしても釣果は落ちるが、シャクれどもシャクれどもイサキが遊んでくれないという釣況ではなくなる。例年なら7月中旬から下旬に数釣りシーズン突入ということが多いが、今年はイサキのご機嫌がよいようで既に始まっている可能性も。イサキは海中が暗い方が活性が上がる。梅雨空続きなのも好調の一因と思われる。釣行日が晴天だと、あれれ?こんなはずじゃという可能性もありそうだが……。
7月のイサキの最多記録は昨年の7月22日に記録した179匹。この日は晴天だったが一投目から数シャクリですぐに魚信が出て、ゆっくり巻いてくるだけで追い食いも発生した。カタクチイワシに邪魔されながらいかにイワシを釣らずにイサキだけを釣るかに苦心しながらの最多記録更新なので、朝から沖上がりまで途切れることなく魚信が出続けた。こういう日は最初のポイントで最後まで釣り続けることができるのでロスタイムも発生しない。8月に入るとイサキ釣り最大の難敵であるソウダガツオの襲来が予想されるので、今年も7月中にイサキの大漁(できれば最多記録更新)を果たしておきたい。
著者: へた釣り