2カ月に一度測っているHbA1cは5.3~5.5と安定しているので以前ほどシビアな糖質制限はしていないが、白米は滅多に食べない。アナゴを釣りに行った翌日が例外の日。中骨から作った煮詰めで蒲焼を作り、ご飯にも少し垂らしてアナゴ丼をいただく。これを超える食べ方はないと思う。
アナゴ釣りは羽田・かみやのストック5(釣れなくても5匹もらえる)のお世話になってばかりなので、天ぷらや焼霜造り、白焼きといったほかの食べ方に回すだけのアナゴを持ち帰ったことはない。関西育ちのへた釣りにとって最も馴染みのあるアナゴの食べ方といえばアナゴ寿司。にぎり寿司ではなく箱寿司で、バッテラの〆サバの代わりに焼きアナゴが乗ったもの。焼きアナゴの表面には甘くて濃い煮詰めがほんの少しだけ塗られている。子供のころからアナゴといえばこのお寿司だった。あとはちらし寿司に少量混ざっていた記憶があるくらい。
箱寿司は専用の道具ななければ上手に作れる気がしないので、焼きアナゴと煮詰めでアナゴ丼を作る。ご飯は酢飯ではないが、中骨から作った煮詰めと蒲焼が楽しめるので馴染みの味に近い。アナゴが美味しいのは当然だが、煮詰めがからんだご飯が最高である。お椀はお吸い物。うな重を食べるときはきも吸を必ず頼むので、アナゴ丼もなんとなくお吸い物が合うような気がしている。
著者: へた釣り