宇佐美・治久丸のカイワリの釣果を確認しているとカイワリに混じってオゴダイが釣れている。船長の報告の書き方から推測するにカイワリに勝るとも劣らない美味しい魚扱いである。オゴダイという呼び名は知らなかったがヒメダイのことと分かって納得。サイズも40センチ級と良さそう。
ヒメダイは洲の崎沖・沖の瀬の遠征ウィリー五目で釣って食べたことがある。オキメバルに混じって水深100メートル前後で釣れ、ウィリーへの反応が極めて良かった魚だと記憶している。釣れたのは25センチくらいまで。全長50センチになる魚なので若魚サイズ。食味のレポートも残っていた。「クセがないのでこの味が嫌いという人はいない」「カルパッチョなどにして味を足して食べても面白そう」と書いてある。イサキより美味いがチカメキントキに比べると脂の乗りが少し足りないと感じたようである。脂の乗りは魚のサイズが上がれば当然よくなる。上品な白身魚の脂の甘さを楽しめる良型ヒメダイがカイワリに混じるなら悪くない。カイワリとの食べ比べも楽しみだ。
ヒメダイが釣れ始めたのは5月末から。6月5日の釣果報告では「4~6匹」と書いてあり、全員ゲットできているようである。サイズは「30~40センチ」。洲の崎沖で釣った物より体色がうすく赤色になっているように見える。写真をみるとオキアミの空針に食ってきているようだが、25センチ級まではウィリーにも反応していたし、カイワリ五目で釣れるということはアミコマセに寄っているということなので、大きくなったらオキアミにしか食わなくなったということはないと信じたい。問題はいつまで釣れてくれるかだ。今週末に行っとくべきか?
著者: へた釣り