カワハギ釣りの必需品がエア抜き針。リリースするカワハギは針をお尻に突っ込んでプシュと空気を抜いてからバケツに放す。元気に泳げるのを確認してからリリースしてあげる。うまくエアが抜けない原因は針の内部が詰まっていることが多い。タイムロスになってちょっぴりイラッとする。
へた釣りが使っているのは「エアベントニードル」というバス用のエア抜き針。SとLがあるがSだと大きなカワハギのエアが抜けないことがあったのでLを愛用している。針はカワハギの肛門にプスッと刺すのが一番成功率が高いし、バケツの中生存率は高いように思う(リリース後の生存率は分かりようがない)。
何度刺してもうまくエアが抜けないことがある。そんなときはたいていエア抜き針の内部が詰まってしまっている。吹き矢の要領で吹けば直ることが多いが、肛門に何度も針を突き刺される羽目になるカワハギが気の毒だ…とお尻の受難を患い、よく似た経験をしているへた釣りは思う。
イラッとしないためにも予備をもう1つ買っておこうかと考えたりもしたのだが、こんな物でも300円以上する。構造的には単純な物なのでなんとかお安く自作できないかと考えてみると……ボールに空気を入れる空気針なら2本で200円以下。先端を斜めにカットして刺さりをよくするか、あるいはヤスリで研いじゃえば使えそうな気がする。針の長さも4センチあるのでちょうどいい。本来ポンプを接続するネジの部分に何か筒状の取っ手をつけられればさらに使いやすくなる気がするが、まずはエア抜き針部をうまく作れるか試してみよう。こっちの方が穴が広いので詰まりにくいような……。
著者: へた釣り