波と風の予報は見ているが、釣りに行きたい一心で都合のいいように情報を読みとる脳みそのバグを抱えている。無理して行っても後悔するだけなのに…。今週末は台風16号の影響が東京湾にも出始める。でも、なんとか行けそうに見えるんだよなぁ。イサキは無理でもタチアジならOK?
1つの目安として、この画面に緑色の部分が見えたらそこは波高2.5メートル以上の予報。東京湾内のポイントはそれほど波がない(色が暗い)予報でも実際に船に乗ってみると、ドッタンバッタン上下して非常に釣りづらいことが多い。釣行予定の土曜日の波の予報……緑ががった色の範囲が広い。でも、タチウオのポイントとなる富津~大貫沖、観音崎沖辺りは波1メートルくらいの予報に見えちゃうんだよなぁ~。イサキを釣りに剣崎まで行っても大丈夫なような気もするけど、後悔する確率を低く抑えて手堅く行くならタチアジかな。アジは本牧沖へ移動すれば時化ってことはないはず。
こうして都合よくデータを読み取って釣行して死ぬような思いをしたことは両手を超える。生きて帰れるのかな?と不安になった釣行ワースト3をあげるとこんな感じ。
1位 釣り人生最悪の笑うしかない3時間…大時化、竿折れ、ボウズこのときは無理かなぁと一度判断しておいて船宿の「週末組は明日お待ちしております」という告知に反応してしまい突撃。結果、海堡まで2時間近くかけてどうにかたどり着きはしたが、数投しただけで釣りにはならずに撤収。竿は折れるし、カワハギは釣れなかったしで踏んだり蹴ったりだった。船酔いしなかったのが唯一の収穫かな。
2位 人生初の船釣り完全ボウズにヤケ酒でも飲んで不貞寝しよう1月、厳寒期のカレイ・シーバスリレー。まずは行徳沖で風、波が凄まじくて非常に釣りにくく魚信がない。船長は、風裏になる横浜への移動を決断するのだがこの移動がとんでもなかった。行徳から鶴見川河口への移動にたっぷり1時間半かかるほどの大荒れで、到着したころにはすっかり船酔い気味で戦意喪失。カレイ、シーバスともにボウズ。
3位 あと1センチ……時化でも大満足な一之瀬丸LTイサキ7戦目風裏なんて存在しない剣崎沖で釣れなくてもいいから生きて帰るをテーマに釣ることになった。船の上下が凄まじくジェットコースター上で立って釣りをしている感じだった。一度なんて舳先から波に突っ込み前の人のコマセバケツが吹き飛んできた。そんな揺れの中でも不思議とイサキは釣れてくれた。当時の自己最大記録はこのとき釣った29センチのイサキだった。
著者: へた釣り