Facebookを眺めていると、道頓堀でチョウザメを4バラシしたという投稿に……マジっすか、マジなら、帰省したときの釣行候補に加えなくちゃと大人気ないほどに反応してしまう。検索してみると、「アルカブース」というUFOキャッチャーのお店の地下に併設されてる釣り掘で釣れるみたい。
チョウザメはキャビアが取れるお魚という以上になんの知識もないのだが、確かシーラカンス並みに生きた化石なお魚だったと思う。丈夫な魚で飼育は比較的簡単らしく、熱帯魚店で売られているのなら見たことがある。それをコイやヘラブナと一緒にイケスに入れて、「よそじゃこんなん釣らしてくれまへんでぇ~」な激レア釣魚にしちゃったのが「道頓堀つりぼり」みたいだ。場所は道頓堀通りの中座の向いあたりなので、何度も前を通ったことがあるはずなのだが、その存在に全く気付いていなかった。
さほど広くはない四角にイケスに竿を出し、ゲーム感覚で釣果を競って遊ぶというお店らしく、コイの40センチ以上なら10pt、ヘラブナ3pt、コイ40センチ未満2ptといった具合。チョウザメはなんと15ptだ。ポイントは景品と交換してもらえるらしい。料金は1時間1050円。30分730円。餌がなくなったり針やウキをロストすると210円追加らしい。1000円で釣ったことがある魚にチョウザメを加えられれば……と、いらんことを本気で考え始めている。次に帰省するとき用に実家近辺で釣りができるとこの最本命が道頓堀つりぼりになった。ここなら、母にも妻にも子供たちにも「何やってるの!?」と非難されない…と思う。
著者: へた釣り