半日船で11匹釣り、1日船なら20匹はいくかなと楽観して臨んだシーバスジギングの今シーズン4戦目。釣果は4→0→11→7匹。初戦の4匹はリレー船での数時間の釣果なので……全く上達してないってことに気付いて、課題を洗い出してみた。今期のシーバスはこれにて終了の予定。
シーバス師匠の凄まじい釣れっぷりを見て、ついでにシーバスを釣る方法を聞いて、自分も釣れる気でいたのだが、まぁ頭だけじゃなく体を使う趣味なのでそうは問屋が卸さない。Seabass Clubさんがすぐ横でスズキサイズを釣っているときもへた釣りのジグに食いついてくる間抜けで食い意地の張った魚はいなかったのである。「ルアーなんて信じない」というのはさすがに言いすぎだが、針についた餌を食わすのではなく、人間の目から見れば餌とは似ても似つかない金属の棒を食わすのだから、それなりにテクニックが必要なんだろうなぁ~。
シーバスという魚、群れ全体の捕食スイッチが入れば、コマセに狂ったアジのように貪欲になる魚のようである。ジグを落として着底する前に魚信があり、アワセるまでもなく針掛かりしている。メタルジグに狂った状態ってことだろうか? こうなれば難しいことを考える必要はないのだが、メタルジグに全く狂ってくれない低活性のときの対策が必須だと思う。まずは巻くスピードを速くしてみたり、遅くしてみたり。それでもダメならジャークを入れてみたり。低活性時ほど魚に口を使わせる引き出しの多さがものをいうような気がする。
釣行記に載せたメタルジグの写真を見た、「探魚必釣…?」のgkさんから「シーバス釣りではホロのジグが使われることが多く、ホロに飽きることがあるので、ホロなし&変わった色のルアーを持っていくといいですよ」と教えてもらった。活性が低いときはホロなしジグが効果的ってことがあるそうなので、今度釣り具店に行ったら忘れないうちにホロなしのメタルジグを買っておこうと決めた。
シーバス師匠はフックのセッティングをすごく研究されていた。完成品の写真を見せてもらったのだが……市販のリアフックと何が違うのかよく分からない。へた釣りがシーバスジギングで一瞬以上針掛かりした魚を無事に取り込める確率は50%以下である。海面バラシもよくあるし、巻き上げ中にいなくなることも。これまた活性が低いときほどバラシは増える。師匠のように自作する能力はないので、来期はどのフックセットでバラシが減るのかいろいろ買って試してみようと思う。
アワセ方は餌釣りの癖が完全についているらしく。どうしても数センチだけ聞いてからアワセにいく。このことを指してシーバス師匠は「カワハギみたいなアワセは変」と言っていたと思うのだが、低活性でバイトがあってもショートバイトばかりという状況でこのアワセ方だと全く針掛かりしない。師匠いわく「シーバスがジグをくわえて餌じゃないと気付いて吐き出すまではコンマ何秒」。反射神経勝負の電撃アワセを覚えなくては。
いろんなサイトのシーバスの釣果報告を見ていると、メタルジグだと全く駄目な日でも、バイブやスピンテールジグになら食ってくることがあるようだ。へた釣りは潮止まりでジグを引くのに飽きたとき用にバイブを1個だけとスピニングタックルを持っていくのだが、なぜかキャスト用のルアーが増えてきた。スピンテールジグを2つSeabass Club10周年の記念品としてもらい、さらに根掛かりを回収すると、ダイワのS.W.バイブジグのアカキンの20グラムが付いてきた。これって、キャストも真面目にやりなさいっていう釣りの神様の啓示?
著者: へた釣り