シマノから発表されたシロギス用とマルイカ用新竿「リアランサー」。「キス狙いの探究者よ、(中略)ひとつの道を窮めるならば、もう迷うことはない」と言われても、探究者じゃないので説明がよく分からず迷いまくる。天秤仕掛けと胴突き仕掛けで竿を代えた方がいいの? 代えなくていいの?
一度は達成してみたいシロギスの束釣り。自己最高記録は67匹なので、まだまだ夢のまた夢状態なわけだ。キス竿は相模湾のシロギス解禁に合わせて1月か2月に新製品がリリースされることが多い。2012年もシマノから「リアランサー キス」が発表された。天秤仕掛けでの釣り用の「リアランサー キス 175」と胴突き仕掛け用の「リアランサー キス 180」の2モデルが用意されているのだが、説明を読んでもよく分からない。
天秤仕掛けでの釣りを想定している「リアランサー キス 175」は「どうしても緩慢なだけの誘いになりがちな天秤仕掛けでのキス釣りで誘いを効率よくできる」ようにするためにグラスソリッド穂先の8:2調子になっている。「胴突き仕掛けを用いることで、超アグレッシブな誘いでキスを掛ける使い方も可能」で「短かめのレングスが緻密な釣りを容易なものにする」と書いてあった。
「リアランサー キス 180」はタフテックソリッド穂先の7:3調子。胴突き仕掛けでの釣りをメインに考えて設計されているようだ。「誘いのスムーズさと喰い込みで劣る胴突き仕掛けでの“自然な演出”と“乗り”を追求」しており「ナチュラルな誘いと喰い込みを可能にする」んだという。「天秤仕掛けを用いることで、仕掛けの違和感を限りなくゼロに近付ける釣りも可能」なんだって。
天秤仕掛けは緩慢な誘いで胴突き仕掛けでは誘いのスムーズさに劣る? 天秤仕掛け用に設計された竿の方が胴突き仕掛けで超アグレッシブに誘いができて、胴突き仕掛け用の竿の方が天秤仕掛けの違和感を限りなくゼロに近付ける……まるで謎かけのような説明に何度読み返しても混乱が深まるばかり。分かる人には分かるように書いてあるんだろうけど……もう少しやさしく書いてほしいなぁ~。
著者: へた釣り