「そろそろ浅場に魚群来襲? 東京湾LTアジ釣りのおさらいだ」なんて原稿を書いて、気持ちだけは盛り上げっている東京湾東部のLTアジ釣りなのだが……どうも潮の流れ方で食いに大きなバラツキがあり当日出船してみないと釣れるかどうか分からないという状況が続いているらしい。
へた釣りが定期的にチェックしているアジの釣果は浦安・吉野屋と深川・吉野屋のもの。例年なら6月後半にもなれば、釣り場は横浜~本牧沖から、中の瀬、長浦、盤洲、木更津沖などの東京湾東部の浅場に移っているはずなのだが、今年は本牧沖のやや深場がメインのポイントのまま。LTアジ・シロギスリレーでお世話になろうとしている品川・中金の増尾船長からも「シロギスは絶好調だけど、アジは安定しない」という報告を受けていた。
東京湾東部のLTアジの釣果ってどうやって調べるんだろうと考えていたが、なんてことはない東京湾東部から出船するLTアジ船の釣果をみればいいという当たり前のことに気づく。東京湾の千葉側で目の前がポイントなのに、本牧沖まで遠征しているLTアジ船もあり、東京湾東部のLTアジが今年は苦戦しているのが分かる。といっても群れが入っていないわけではなく、釣れる日は半日船で束超えと爆発してたりもする。
例えば、長浦港出船のこなや丸のLTアジの釣果。6/18(午前)2~28匹 (午後)3~36匹
6/19(午前)1~12匹 (午後)2~29匹
6/20(午前)18~20匹
6/22(午前)2~2匹 (午後)12~22匹
6/23(午前)10~11匹
6/24(午前)6~43匹
6/26(午前)3~25匹 (午後)71~128匹
6/27(午前)43匹
6/29(午前)3~19匹 (午後)10~19匹
船長のコメントも合わせて紹介しておくと、「カタクチイワシが・わんさか・」「忌ま忌ましい赤クラゲが頻繁に仕掛けやミチイトに」「アジのタナはべた底」と、釣れてないだけでなく釣りにくそうと感じる情報も。「今年は、潮の流れ方で大分食いにバラツキが有りますが、その日の潮の流れ具合は当日でないと分からないのが悔しいです」ともある。
著者: へた釣り