エビマゴチが6月に不調になる理由は産卵だけではない

深川・吉野屋のマゴチの釣果情報を見ていると面白い記述が。どうやらエビ餌からメゴチ餌に変更することを検討しているようである。マゴチのポイントでメゴチやシロギスなどマゴチが捕食する魚が増えてきただけでなく、気温の上昇でエビの活きを保つのが難しくなってきたというのがその理由。

大貫沖で4月で開幕したエビマゴチ。へた釣りも3度釣行し、人生最大の62センチを含む6匹釣ることができた。6月に入るとマゴチは産卵期になり一度食いが止まり、釣れる場所がどんどん八景沖や富岡沖などの近場に移ってくる。9月ころには羽田沖のハゼマゴチのシーズンに突入する。ハゼ餌になったらマゴチ釣りを再開しようと思っていたのであるが、ハゼ餌まで待たなくても、メゴチマゴチで活け魚を餌にしたマゴチ釣りを楽しめるようだ。

マゴチを釣るポイントでシロギスやメゴチが釣れるようになったら、メゴチマゴチのシーズン。マゴチにとっては餌が豊富になってきているわけで、魚信は減ってくる。さらにエビ餌の場合は、マゴチ以外にフグやスミイカが食ってくるので、メゴチ餌の方が魚信が出ればマゴチ（たまにフッコやエイ）という状況を作りやすい。エビ1匹100円（仕入れ値は80円くらいなので釣船が儲けているわけではない）という高級餌を使わなくてもいいのがうれしい。気温・水温が上昇し、餌のエビの活きを保つのが難しいという問題もあるようだ。

釣り場についたらまずは餌のメゴチやシロギスを釣って、シロギスはお土産用にキープ。メゴチを餌にマゴチを狙う。ハゼマゴチよりちょっといやなのは……メゴチのヌルヌルが……。

2011年06月09日 16:28

著者: へた釣り