「デッカい魚を釣りたいぞぉぉぉ!」と、北海道にアキアジを釣りに、東京湾にはマゴチ釣りにと無謀なる挑戦を続けているへた釣りであるが、無謀の極みともいえるのが来週に控えた西表島遠征。狙いは当然! GT、カンパチ、マグロ、巨大ハタ。日本に残された最後の楽園で観光なんてそっちのけ、3泊4日釣り三昧!
オホーツク海で日本の北端・東端の釣りは体験した。次は南端と西端に挑戦だ。ってなわけで、西表島へ大遠征を企画。なるべく旅行代金の安い出発日を選んで、日本の最西端の釣り場を目指して飛行機予約。お次は船宿……なのだが、GTゲームにジギングに、リーフライトゲーム、マングローブフィッシングと実に魅力的なプランが目白押し。ここでいきなり方向転換。デッカい魚だけでなくいろんな釣りを楽しみたいってことに。で、釣行プランはこんな感じ。
1日目 マングローブフィッシング
2日目 GT&ジギング
3日目 リーフフィッシング
4日目 ショアゲーム
アホである。若いころならいざ知らず、体力がた落ちのいい大人が組む釣行プランではない。最後まで体力持つだろうか?
■マングローブでナンヨウチヌが釣りたいぞぉぉぉぉぉ
マングローブはカヌーかフラットボートで狙えるのだが、なるべく体力を温存したいので、フラットボートで。ボートからマングローブの際をルアーで狙うと、トップまでクロダイやゴマフエダイが飛び出してくるという実にダイナミックな釣りみたいだ。ナンヨウチヌはクロダイよりも身に甘みがあっておいしいらしいので、釣る前から涎が……。小型のホッパーやフローティングミノーで狙うらしいので、65ミリ~120ミリのルアーを買ってきた。ロッドとリールはメバル用のものを流用するつもりだ。魚が大きいようならバスロッドを使う。
■釣れたら一生の思い出? GT&ジギングで大物ゲットだぜ
GTとジギングは同じ日に船に乗ることに。ジグは200gとのこと……船宿の説明文にはライトジギングと書いてあるがどこがライトなのかは不明。南の島で大物ゲームといえば、渋谷のSANSUIと聞いたことがあるので、店まで行って「西表でジギングやるから釣れるルアー一式売ってくれ!」と実に大雑把なお願いをしてみると、店員も「あぁ、アホが来た」ってことはすぐに分かってくれたようで、「勝手に泳いでくれるルアー」やら「折れないフック」やら「丈夫な接続具」やら「切れないリーダー」なんぞを適当に見つくろってくれる。ドラクエの初期装備っすか……。つまり写真はSANSUIお墨付きの西表で「勝手に泳いで勝手に釣れるルアー一式」なわけだ。ついでにアホでも作れるルアーの接続法まで教えてくれた。実に親切な店員さんである。
竿:シマノ ジョブクロスS605
リール: シマノ アセレーションSW 8000HG (PE4号-300m)
ショックリーダー:ナイロン100lb
ルアー:SANSUIの勝手に泳いで勝手に釣れるルアー
■最強FGノットが女子高生でも2分でに煽られてEZノッター
リーフゲームやショアゲームは、シーバス用やアキアジ用のタックルが流用できるとして……もう1つ不安が……。ノットである。アキアジにラインを切られまくったおかげで、ビミニツイストはマスターしたのだが、ロングキャストが必要なGTゲームやリーダーが10メートルもあるジギングではダブルラインは使えない。FGノットをマスターせねばと練習したのだが……できない。1日ルアーの教本を見て奮闘したのだが、全くできない。ネットでもっと分かりやすい解説が載ってないものかと探していると、「女子高生でも2分33秒で結束できました」という煽り文句を発見。迷うことなく購入したのが「EZノッター」という製品。不器用なので2分でとはいかないが5分もあればFGノットがそれなりに結べちゃうすばらしさに、感激してしまう製品なのだ。師匠に見せたら結び目が汚い!と一蹴されたけどw
著者: へた釣り