イサキは釣り場によって結構味が違う。「○○のイサキこそが」の○○にはそれぞれが好んでいく釣り場が入る。へた釣りも剣崎、洲崎、沖の瀬、初島、利島、白間津でイサキを釣ったことがある。当たりも期待外れだったことも…。あえて一カ所選ぶなら、おらが釣り場はやっぱり剣崎だ。
梅雨イサキと呼ばれるようにイサキの旬は6月~7月。水温が低い時期に釣ったイサキに比べると、旬のイサキは皮際にたっぷりと脂を蓄えている。やはり30センチ級の大きな物の方が脂の乗りがよく身の量も多い。剣崎沖のイサキは小型から中型の物が多く、本来なら最も美味しいサイズには当たらないはずなのだが、なぜか剣崎で釣れたイサキはサイズを問わず脂が乗っている。お刺身でよし、塩焼きでよし、小ぶりな物は天ぷらやフライで結構いける。今回釣った25センチ満たずの物をお刺身にしたが、脂の乗りが十分でおらが釣り場のイサキは剣崎だな~と再確認できた。
ウィリーにバンバン突っ込んできてイサキが釣れない時間帯に楽しませてくれたタカベは塩焼きにして食べた。腹身の部分に少し脂があったが、サイズが15センチくらいと小ぶりだったため、身全体に脂が回ってなかった。あまり成長の早い魚ではなく食べごろサイズになるまで7年かかると聞いたことがある。もっと美味しく食べられるように次からリリースしよう。久里浜のアジ(お刺身の皿の中央)は剣崎で釣れるデカくて黒いアジに比べると抜群に美味しかったが、湾内のアジより劣る。お刺身でイサキと食べ比べると霞んでしまったので、アジフライにして食べることにした。
著者: へた釣り