妻が大きなアジを釣りたいというので一度ビシアジに連れていった。ご希望通り25センチ超の一番美味しいサイズをツ抜けしてこれなら満足いただけただろうと思っていたら「竿をグンッと持っていくライトアジの方がいい」とのこと。先週ビシアジにSHIBUKIを使って竿が硬すぎたかもと気づく。
釣趣は竿と魚の大きさのバランスで決まると思う。LTアジに使われる竿なら20センチ前後のアジがかかると穂先がしっかり曲がり手元まで魚が暴れているのが伝わってくる。これがビシアジ竿になると、潮が速いポイントで130号のビシからしっかりコマセを振り出せることが優先される。35センチ超えの特大アジが掛かれば面白いのだが30センチ以下のアジだとLTアジに比べ釣趣はよくない。妻だけでなくへた釣りもそう思う。
ビシアジの釣趣の改善を目指そうと試してみたのがSHIBUKI F191。ライトゲームロッドに似た挙動の竿でオモリ負荷は40号~120号。水深20~30メートルくらいの浅場だったが、速潮でもしっかりコマセを振り出せたし、20~25センチくらいまでの中アジでも竿が面白い感じに曲がってくれた。これまでビシアジに使っていた竿に比べ明らかに釣趣は向上し、今後ビシアジ釣りはこの竿でやろうと決める。水深が60メートルくらいと深くなっても釣趣を維持できるかは不明だが…。
自分はSHIBUKI F191でやるとして、妻用に穂先が柔らかく釣趣が改善されそうな竿(妻用なので安いの)を探していると専用竿は穂先の柔らかさが分かりにくい。ライトロッドに挙動が似た150号のビシを背負える竿がなかなか見つからなかった。しかも初心者は正確なタナ合わせ優先で硬めの竿がオススメという意見を多数見かけて……悩む。一度妻にSHIBUKI F191を使ってもらって、タナを合わせられるかどうか確認した方がいいのかも。
著者: へた釣り