カイワリ釣りにウィリーや土佐カブラは使ってもワームを使わないのは、バイトを弾いたときに針からズレてしまいセカンドバイトがなくなるから。「快適リアルオキアミワーム」も一度試したが同じだった。高強度エラストマー素材で作られた「リアルオキアミワーム タフ」ならどうだろう?
カイワリを釣るのにオキアミを使わない方が釣りやすいのでは?という何をバカげたことをという考えに至ろうとしている。夏場のカイワリは甲殻類ではなく小魚を追っているので、土佐カブラを高速にシャクるカイワリングに挑戦した。土佐カブラへの魚信が一番下の針に偏るのでウィリー4本+土佐カブラで狙うカイワリング2.0では、土佐カブラにもウィリーにも食ってくることが確認できた。夏場だけでなく冬場もカブラにカイワリがアタックしてくることが確認できると…オキアミっているの? オキアミなんて付けない方が速く鋭くシャクれる分有利なのではと考え始めた。
オキアミは強くシャクルとズレたりハズれたりするのでオキアミを装餌すると、シャクリはどうしてもスローになる。また、シャクる釣りの場合、バイトを弾くということがよくありこのとき餌がずれてしまうと次のバイトがなくなる。ウィリーや土佐カブラなら一度弾いても二度目・三度目のバイトで食わせることができる。カイワリング実験の初期にアジ用のワームやオキアミ型ワームを試して採用しなかったのはバイトがあるとワームがズレてしまったから。本命からのバイトだけでなく、サバやアジを高速シャクリで弾くと次を期待できなくなってしまうのでは効率が悪い。
もう一度カイワリ釣りで試してみようかなと気になっているのが3月に発売されるリアルオキアミワーム タフ。高強度エラストマー素材を採用し「エサ取りが多い時や、遠投時でのハリ持ちが更に向上」と書いてある。エサ取りに強いということはバイトを弾いても次のバイトを期待できる状態で踏みとどまってくれるのではと……。5つ入りで700円くらいと高いものではないので試して見る価値は十分ある気がする。
著者: へた釣り