フィッシングショーに向けて発表された新製品の中で、一番物欲を刺激してくれたのがダイワの「SEABORG 150J」という小型電動リール。3月以降発売の予定なのだが、PE2号だと錘を軽くできるアマダイや沖のウィリーで使いたいので、まさに今、喉から手が出るほどに欲しかったりする。
例えばアマダイ。羽田・かみやのレギュレーションだと、「※通常電動リ-ル使用はオモリ80号 ※道糸2号以下のLTならオモリ40号」とある。フォースマスター1000MKにPE3号を巻いてあったので、錘60号でいいですか?と問い合わせたのだが、「PE3号ならオモリ80号でお願いします! あとは潮通しなどの関係で問題無さそうなら60号に変更してもOKです」とのお返事。1日誘い続けることを考えると錘は軽い方が絶対に楽だし、錘が軽い方が魚信を感知しやすいので、できることなら軽い錘を使いたいのだが……。
金沢八景・一之瀬丸の沖のウィリーでも、PE2号以下なら錘60号で、それより太い糸なら錘80号と決められている。この釣りも1日休まずシャクリ続けるという釣りなので、錘は軽ければ軽いに越したことはない。100メートルより深いポイントを攻める。道糸の抵抗分も加わり、60号でシャクるのと80号でシャクるのでは疲労度が格段に違う。そういう理由で、次に電動リールを買うならPE2号が巻ける小型の物を買うつもりだった。宇佐美・治久丸のカイワリ五目もPE2号で錘を軽くして釣った方が絶対に楽だし、釣果もよくなるはずだ。
へた釣りは電動丸1000PLAYS→フォースマスター1000MKと電動リールを選んできたため、「電動丸400C」が本命かなぁ~とぼんやり考えていた。でも、フォースマスターがお気に入りなのでフォースマスター400MKが出ないかなぁ~出たら絶対に買うのになぁ~と買うのを躊躇したままという状態(追記:どうやら4月に発売されるみたい)。シマノの電動リールはフォースマスターの登場以来、いろんな新機能が取り入れられているのでちょっと待ったぁああ!となっていたわけだ。探険丸ユーザーの北海道の師匠など、身の周りに電動リールはシマノユーザーという人が優勢だったので、ダイワの電動リールはあまり意識したことがなかった。操作方法とか違いそうだしね。
ダイワの「FISHING SHOW SPECIAL SITE」で見つけたSEABORG 150Jで初めてダイワの電動リールにグラッと来た。釣り具店の店頭デモで触ったことがあるのでジョグパワーレバーの使いやすさは知っている。リールを握った手でクラッチのオン/オフができるのも手巻き両軸リールと同じ感覚で操作できて快適に違いない。巻き上げ性能、巻き上げ力などは新製品なので既存の同じサイズのリールと比べて劣っているわけがない。手に入れてPE2号(1.5号でもいいかな?)を巻けば、錘80号でやっていてちっともライトじゃなかった釣りがLTアマダイ、LTウィリー、LTカイワリとして楽しめるようになる。
ここまで考えると買わない理由を探す方が難しいのだが……高いし発売時期が悪い。メーカー希望本体価格が7万1000円なので、実売で5万2000円くらいかな? 左手に竿を持ってというスタイルに慣れてしまっているので、右巻きのモデルの発売は5月。LTアマダイ、LTウィリー、LTカイワリともにへた釣りにとってのシーズンが終わってしまっているという致命的な問題があるので……シマノが400番台の電動リールの新製品を発表するのを待ってから判断するってことになりそう。
著者: へた釣り