アキアジネタもそろそろ打ち止め。昨日、北海道の師匠宅で干物にしてもらったホッケが届いた。イクラ、アオゾイの味噌漬けに続いてこれがもう、言葉でうまく言い表せないことにもどかしさを感じるほどに絶品だった。イクラをお裾分けした人から届いた感想が面白かったので合わせて紹介。
ちょっと気の聞いた居酒屋でお酒のあてにホッケの干物を注文する。肉厚で食べ応えがあるし、身がほぐれやすく食べ(シェアし)やすいので、好物だったりするのだが、美味い!と絶賛するほどの味だった記憶はあまりない。アジやエボダイ、カマスの方が脂の乗りもよく味という点では上だと思っていた。
身が多いから日本酒を舐めつつ談笑しながら食すにはホッケでいいかというくらいの認識だった。北海道から届いたホッケの干物。自分で釣った魚だというひいき目はあるにせよ、脂の乗り、身のホクホク感、香ばしさ、どれをとってもこれまで食べたことがあるホッケの干物とは別物であった。シマボッケではなく本物のホッケだからだろうか? 北海道の師匠の塩梅のよさのせいだろうか? とにかくとてつもなく美味かった、今朝はご飯と一緒に食べたので、今晩はお酒と一緒に。どうせなら釧路のお酒ってことで「福司 純米吟醸」で釧路づくしにしちゃおうかと。
今年のイクラはよほど美味だったらしく、すぐにお礼と感想が集まった。まずはへた釣りの母。「スプーンですくって2日で全部食べちゃった」らしい。大きめのジャムの瓶にたっぷり入れたイクラをご飯にのせるでもなく、ひたすらスプーンですくって口に運ぶ。イクラ中毒である。血圧があがりそうなので、もう少しバランスの摂れた食べ方をしてほしいw お次はご近所さん。「美味しかった~。もう一瓶売ってくれないかしら?」。ここもわずか3日で食べきってしまったようだ。余っているのなら差し上げるが、へた釣り家にもあまり残っていないので、また来年。最後に妻のママ友宅では……「イクラはパパの好物なんだけど、パパには内緒で子供と私用になりました」。本来はパパ用だったイクラ。子供たちはさほどイクラが好きではなかったはずなのだが、一口だけ食べさせると……イクラの存在をパパには秘密にしてママと子供たちで食べることになったらしい。かわいそうなパパ。
著者: へた釣り