2月11日も、3月7日も宇佐美沖カイワリ釣行で最後に釣れたのはアカアジだった。体形はマアジに似るが尾びれがうっすらと赤いし、尾の付け根に小離鰭があるのでマアジではないと分かる。カイワリがいるので持ち帰る必要はないだろうとリリースしていたがレアだし美味しい魚みたいだ。
小離鰭があるということはマアジ属ではないはずだが、マルアジよりも体高がありマアジの近似種に見える。調べてみるとムロアジ属の魚だった。東シナ海、南シナ海で主に生息するようだ。ムロアジ属ではあるが、血合は少なくきれいな白身でお刺身にすると旨味があって美味とある。レア魚の味の評価で最も信用できる「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」では星5つで「究極の美味」と格付けされているだけでなく「アジ科魚類中でもトップクラスの味」と紹介されていた。星5つはシマアジやマアジと同じ格付けで、カイワリの星4つよりも高評価。これリリースしたらあかんやつやん!と気づいたが時間は巻き戻せない。今度釣れたら絶対に持ち帰ろうと決める。
著者: へた釣り