へた釣りは一攫千金とか一網打尽とか一挙両得とかそういう楽して儲ける系諺にうっとりしちゃうタイプ。釣りでも追い食いさせて針数コイノボリが大好きだ。最近、イサキで一度、アジで一度追い食い狙いがうまくいかず失敗。仕掛けの枝間を詰めすぎたせいだと思う。適切な枝間を考える。
人間も釣り物も小物なので、一発逆転とかそういう類の釣りは苦手だし好まない。コツコツ稼いでいく釣りが好きだ。船上にいる時間は限られている。コツコツと他人よりたくさん稼ぐには一度の仕掛けの上げ下ろしでどれだけたくさん魚を付けるかがイサキでもアジでもウィリー五目でも大事。下手は下手なりに追い食いのさせ方が分かってきたような気になっていたのだが……。すごく基本的なことが分かってなかった。
うまくいかなかった釣行その1は、剣崎沖イサキのラスト2釣行だ。この2釣行では数釣りシーズン対策で枝間40センチのショート仕掛けを使った。追い食いの発生率が枝間を短くすると目に見えて落ちた。ほぼ単発での巻き上げにどうしてだろう?と悩んでいたら、5本針のうち隣接する針に魚が掛かる率が著しく低いことに気付く。最終戦の途中で枝間を50センチに戻すと針数パーフェクトが発生するようになった。釣れていたイサキのサイズは15センチ~20センチがメイン。追い食いを狙うなら魚の体長の少なくとも2.5倍、余裕をみれば3倍はあった方がいいってこと?
イサキでそう気付いていたのにアジで同じミスをしてしまう。9月に入ってアジに2釣行した。へた釣りの仕掛けは枝間65センチの3本針。1戦目はサイズが20センチ前後だったのでこれで針数パーフェクトを何度も達成できた。2戦目のアミ五目でも同じ仕掛けを使ったのだがすべて単発だった。違いは釣れたアジのサイズ。この日は35センチ超えが多数だったので2.5倍必要という理屈でいえば枝間は90センチは必要だったことになる。最大で40センチだったので、枝間100センチの3本針ならデカアジの針数を狙えるかな? 巻き上げるの大変そうだけど、ちょっと試してみたくなっている。
著者: へた釣り