剣崎沖のイサキは8月末で禁漁となる。2017年シーズンを締めくくる釣行をしたい。イサキの群れが大きく、高活性だった今季だからこそ狙ってみたいのが、夢の200匹超え。4本針&5本針ショートという規格外の仕掛けで狙う。そんなに釣ってどうするの?って問題は釣ってから考える。
7月30日の釣行で162匹イサキを釣った。これは2016年8月27日に記録した171匹に続いて過去2番目の大漁。その差わずか9匹なのだが、釣りをしていて感じた忙しさが全く違った。171匹のときは1日中ほぼ途切れずに魚信が出続けた。このとき主に使っていたのが3本針で全長1.4メートルの仕掛け。途中から4本針に切り替えたが、ほとんどの時間を3本針で釣った。一方の162匹の日は5本針仕掛けで釣った。171匹釣ったときに感じた忙しさをこの日は感じなかった。1日中途切れずに魚信が出るという活性でもなかったので、100匹は超えたといいう手応えはあったが、まさか150匹を超えているとは思ってもみなかった。イサキの数釣りを狙うなら扱える範囲内で針数を増やすのが有利ってことがよく分かった。
釣れるときは針数より1匹少ないくらいが一荷のアベレージになる。手返しに要する時間の差を考慮しないなら5本針なら3本針の倍のペースで、4本針でも3本針の5割増しのペースで釣れるという計算になる。というわけで2017年のイサキ最終戦は枝間40センチで4本針(全長160センチ)の仕掛けを基本に、5本針(全長200センチ)なんていう規格外の仕掛けで2束を狙ってみようと思う。昨季最終戦並みの活性の日にあたれば、獲らぬ狸の計算では250匹釣れてもおかしくないのだが……。
著者: へた釣り