釣れないのは道具のせいではない。そんなこと分かっている。分かってはいるけど、道具が代われば気分が変わって釣れる気がする。「キス X MH-165・K」の説明に「意のままに操れる操作性と、瞬時にアワセて獲るためのレスポンスを追求した」とあり、求めているスペックなのでは…と。
キス専用竿は船釣りを始めた15年前に、フィルダーキスとホワイトバロン鱚を買ってから、一時撤退していたのもあって新調してこなかった。胴突き仕掛けでの釣りを練習するために選んだのはキス専用竿ではなく、極技 湾フグ メタルソリッドという湾フグ竿だった。胴突きでの釣りは魚信が出せるぎりぎりの張り具合にラインを弛ませる必要があり、ラインを出したり巻いたりするのにベイトリールの方が釣りやすいと考えての選択だった。キャストの飛距離がスピニングタックルより落ちるが、メタルソリッドの感度の良さもあって、天秤でのシロギス釣りでも極技 湾フグを使うようになっていた。
ダイワの新製品情報を眺めていると入門用のキス専用竿「キス X」が近く発売されることを知る。S~Hまでの5モデルで、一番硬いHは極技 湾フグに近い気がする。MはフィルダーキスがMだった記憶があるのでもう少し硬めの方が誘いやすい気がする。MH-165・Kの「テクニカルパワーモデル」というのが何を指しているのか、この釣りをあまり理解できていないへた釣りにはよく分からないが、「意のままに操れる操作性」というのは求めているスペックなので気になる。お値段は実売(送料込み)で1万5000円以下。15年ぶりにキス専用竿を新調しちゃおうかな。
著者: へた釣り