イサキの旬は剣崎沖松輪の根が解禁となる6月~7月、つまり梅雨時だと思い込んでいたが、釣り物としての旬は梅雨、食べ物としての旬は断然冬というのが正しいらしい。寒くなり深場に落ちる前のイサキの脂の乗りは最高なんだそうだ。梅雨時は産卵期なので脂の乗りが悪いとのこと。
釣り物の幅を広げていくと、ほかの魚を狙っているとゲストとして釣れることがよくあるイサキは狙って釣るほどの魚でもないかな?と思い始めて、梅雨時にもイサキ狙いの釣行はしなくなってしまった。洲崎沖などで80メートルくらいと少し深い水深を狙う五目釣りでもイサキは釣れる。梅雨時に釣れた物と食べ比べて、梅雨時の方が断然美味しいという印象だ。洲崎沖の五目釣りは3月~5月に釣りに行くことが多い。それは寒イサキではないようだ。美味しい寒イサキは、深場に落ちる前に越冬の準備で栄養を蓄えている今ごろに釣れるイサキのことらしい。40センチ近い良型ならお刺身で間違いなしと言われると、久しぶりにイサキ本命の釣りに行ってみようかなと思い始めている。
著者: へた釣り