9月6日以来だから実に53日ぶりにへた釣り家の刺し盛り不動のセンターポジションであるカイワリ刺しにありつけた。小さくても脂の乗る魚ではあるが25センチ超カイワリにハズレなし。カイワリングに夢中になるのはハズレなしサイズの出現率が高いからでもある。秋のホウボウも美味い!!
2匹しか釣れなかったので釣行当日の味見は我慢して、最も美味いと感じる釣行翌日と翌々日に1匹ずついただく。釣行翌日はカイワリ、ホウボウ、チダイの宇佐美の海の幸3種盛りに。カイワリはねっとりとした脂をまとっており、口に入れた瞬間に旨みがぱっと広がる。2日目なので食感もよく最高♪ ホウボウは8月に釣ったものが脂の乗りがあまりよくなかったので期待してなかったが、季節的なものか釣れた水深が90メートルと深いからか今回釣れたものは白身ながらも旨みがしっかり感じられて美味しかった。逆に残念だったのがチダイ。水っぽい感じで旨みがなく食感もよくない。久しぶりに釣れたチダイで楽しみにしていたがハズレた。季節的な問題かな?
お刺身だとどうしてもカイワリと比べて…という評価になってしまうので、刺し盛りにした残りは別の食べ方でいただく。ホウボウは唐揚げにする。三枚に下ろしても身厚な身が取れる魚なので、唐揚げにするとお酒のアテにいい感じになる。アラはいい出汁が出るので翌朝に潮汁に。チダイはアラから出汁をとってお鍋にする。身の脂の乗りこそイマイチだったがアラからはしっかりとしたいい出汁が取れた。チダイの切り身以外に豆腐、白菜、えのきだけ、ねぎ。〆は鯛出汁ラーメンを。お鍋の〆は乾麺を使うと麺が出汁をたっぷり吸って美味い。お供は司牡丹ひやおろし。カイワリが釣れるまで1カ月以上冷蔵庫で待機していた間違いなしの日本酒だ。
著者: へた釣り