順が逆ならリリースしていたが、カンパチより先に釣れたイナダを血抜きしてキープした。持ち帰った以上は食べるわけだが、イナダを美味しく食べる料理法を知らない。アマダイの名手I尾名人の家晩酌(いな亭)の焼肉のたれ漬けフライをアレンジしてみたらレモン酎ハイにばっちり♪
調子に乗ってイナダを10匹持ち帰ったことがある。脂の乗りが悪いというだけで大きくなればハマチやブリになる魚である。不味いわけではないが美味しくはないので飽きる。飽きているのに捨てるのは嫌だからと毎日イナダを食べ続けると大嫌いになった。皮に薄く塩を塗り込んで身を締めて味を凝縮させる塩イナダや焼肉のたれで作るイナダ漬けなど教わった方法を試してみたが…不味いわけではない止まり。以来、持ち帰っても1匹だけ。ほかに美味しい魚がいるなら持ち帰らないことの方が多くなった。
ボウズもあり得る展開に久々にイナダを持ち帰ったわけだが…I尾名人がSNSに焼肉のたれ漬けにしたワラサをフライにした写真を載せていたのを思い出す。よく馴染むように少し薄めに切ったイナダの身を一晩焼肉のたれにからめて冷蔵庫で寝かせる。下味がしっかりついたら片栗粉をまぶして揚げるだけで完成だ。焼肉のたれと唐揚げの衣…デブ(=俺)の大好物である。イナダが美味く食べられるようになったというより、中の魚は何でもよくなったという気がしないでもないが抜群に美味い。レモン酎ハイとベストマッチ。
著者: へた釣り