大阪での所用は梅田か難波周辺で発生することが多い。釣り具のブンブンの大型店舗が大阪(梅田)駅至近に昨年末にオープンしたのは知っていた。時間があれば行こうと狙っていたが、やっと行くことができた。買い物客多数でレジに会計待ちの列が途絶えない釣具店は初めてだった。
JR大阪駅すぐ近くにあるヨドバシ梅田タワーLINKS UMEDAの7階に店はある。ヨドバシの上という立地からインバウンド需要狙いかなと考えていたが、立地の良さもあってか大阪のアングラーたちに支持されていた。入口すぐには堤防、投げ釣りなどの入門用の安価な釣り具セットが売られており、その横にあるレジから入口付近まで会計待ちに並ぶ人の列が……。釣具店に行くようになって10年以上になるが、会計待ちの行列が途絶えないお店は釣り具のブンブン・LINKS UMEDA店が初めてだ。
最大級店舗という謳い文句通りとにかく品ぞろえが豊富で、閉店してしまった上州屋・渋谷店の3フロア分に匹敵するアイテム数だった。特に、タチウオとタコ用品が豊富に売られており、ネットで存在は知っていたが東京の釣具店で探しても見つからなかった物をいくつか発見した。だらだら紹介しても面白くないので、今回は大阪っぽい物をいくつか紹介する。まずは三邦丸創業者の三尾船長の顔写真入りの仕掛け。カワハギ用の物が2種と落とし込み用が売られていた。顔写真入りの仕掛けって…大阪によくある知らないおっちゃんの看板みたいなもんかな?と面白かったが、和歌山加太のカリスマ船長様で有名な方みたいだ。
東京湾のタコ釣りでも派手すぎない?という集寄を付けた釣り人の写真を見ることがあるが、大阪で売られていたタコ用集寄はさらにド派手。そんなの付けて大丈夫なの?ってレベルでピラピラゴテゴテしていた。受け狙いで買っちゃおうとしたのが「タコパラピラBig」。東京湾でこれを付けて釣ったら、タコが寄ってくるかどうかはさておき、周りの釣り人が「何、それ?」と寄ってくるのは間違いない。
タイラバの上にチョクリとか魚皮のサビキ針を数本出して魚が釣れる可能性をあげちゃおうという仕掛け(リーダー)がいくつか売られていたのも面白かった。鯛ラバだけでは攻略できなかった状況を打破するための仕掛けのようで、シラスやイカ、小イワシなどにマダイが反応しているときは、チョクリやサビキにマダイが食ってくるんだそうだ。タイサビキはゆっくり巻くのが基本と聞いたことがあるので、どうせゆっくり巻くのならタイラバ&チョクリを同時にやっちゃおうってこと…かな?
著者: へた釣り