1匹目を釣ったときはよく見もせずに中深場で釣れる赤い魚なのでユメカサゴだと思っていた。でも、底付近ではなく、底から5メートル以上オモリを離した場所で魚信があり、3匹も連なって釣れてきたので、ちゃんと見てみたらユメカサゴではなかった。カタボシアカメバルという魚らしい。
その体型通りメバル属に属する魚で、水深250メートルくらいにいる25センチくらいまでしか大きくならない魚であるらしい。2004年に新種として記載されるまではウケグチメバルと混同されていたみたいだ。鰓蓋に黒色円斑があり、体側に不定形な鮮紅色斑があるのが特徴。メバル属に不味い魚はないと信じているので、まずはお刺身で食べてみたが、サイズが20センチくらいと小さいせいか脂の乗りは今一つな感じで淡白すぎる白身だった。へた釣り家の雑魚料理の定番、アヒージョにして食べたら美味しかった。
著者: へた釣り