予報を眺めて今日も?と思っていたらやっぱりダメだった。釧路の沖へは出撃できず。アオゾイ狙いで持ってきた道具は一度も潮風を浴びることなく東京に送り返すことになった。無聊を慰めるために散歩。毛ガニのUFOキャッチャーとラスボスのようなテレクラ、浮世離れした母さんを発見!!
釧路は霧の街と呼ばれるだけあってとにかく霧が濃い。2つ先の信号がぼんやりとしか見えないこともある。霧が立ち込めるってことは風が吹いてないってことじゃ?と思うのだが、風が吹くと霧が晴れ、風が止むと霧がかかる。1日中その繰り返し。釧路の人は霧のことをガスと呼ぶ。ガスってると動詞っぽく使われることもあるのが面白い。ガスってると服選びが難しい。気温は20度くらいあるので半袖ですごせるのだが、ガスってくると急に肌寒くなる。
風と波には負けて本日も釧路沖に出撃とはならなかったが、ガスには負けずに釧路の街を昼も夜もお散歩して楽しむ。本日はそんなもん紹介すんなよ!!と釧路の人に怒られちゃいそうなものをいくつか。お土産なんぞを探して釧路川沿いにあるMOOという商業施設を訪れたときに見つけたのが毛ガニのUFOキャッチャー。1回300円で2回なら500円。UFOキャッチャーの筐体の中に水槽が入っており毛ガニが数匹放されている。ビニール袋がぶら下げてあり、カニの美味しい食べ方の説明が貼られている。1回だけ挑戦してみたが当然取れず。「北海道でも珍しい」とあるので、ここ以外にも毛ガニのUFOキャッチャーはあるのかな?
美味しいザンタレを求めて釧路駅の北側に行ってみるとなんともいい感じの寂れた横丁を発見する。夜になってもネオンに灯が点るとは思えない廃れっぷりがいい。嫌いじゃない。というかむしろ好きだ。迷路と呼ぶほどの規模ではないが狭い路地に迷い込んでみる。ラスボスは一番奥深くにいた。生活感あふれた掘っ立て小屋に「テレホンクラブ」の看板。……生まれて初めてテレクラなるものに行ってみたくなった。入り口を探してみると、店の名前はモンローであるらしい。50’sでアメリカ~ンな美女の絵が描かれていた。でも、よく看板を見てみると「HeartBreak」って……テレクラでハートブレイクしたらあかんやん!!
看板といえば釧路にはその看板は著作権的にどうよって物がいっぱいある。ロゴをパクるついでにビルの名前までまんまパクリってとこまであって大らかというか、大陸的というか、中国的というか……。何も考えてないとも言えるがwww テレクラモンロー以外で気に入った看板がもう1つ。うちの母さんが浮世離れしていてなんともシュールなことになっていた。めちゃくちゃ気になって行ってみたくなったので、看板としては大正解なんだと思う。
著者: へた釣り