どうにもうまく行ってないことが1つ。柳の下にタチウオ15匹釣行で竿を立てるのに苦労するいい手ごたえが2回あり2回ともハリス切れ。束なんてどの口が言うた!?釣行でもこれは!といういい手ごたえに大騒ぎした直後にハリス切れ。大物と対峙する心の準備と技の予習ができてない。
タチウオに関しては「ハリス切られて超悔しい。タチウオは電動+手動アシスト?」という原稿を書いたら達人さんたちからアドバイスがもらえた。とにかく高速巻き上げで両手で竿の角度をなんとかキープして耐えるというのが正解らしい。のされて続けてどうしようもなくなって初めて巻き上げ速度を落とす。タチウオの場合、ハリス6号(道糸はPE2号)なので魚に主導権を与えないってことの方が重要みたいだ。全力巻き上げでタチウオの自由を奪い、歯にハリスを当てないってことを優先する。少々強引にやっても歯さえ気をつければラインブレイクすることはないと信じて巻くのが大事だと分かった。
問題はイサキ。ウィリーなのでハリスは1.5号。ウィリーに魚が触れた感触をキャッチするためにクッションゴムを装着していない。これでも30センチくらいのイサキなら釣れるし、40センチ級のサバにも対処できるのだが……とうとう対処できない魚信に遭遇してしまった。サバやソウダガツオは釣り慣れているので違う手ごたえだった。下へ下へと潜っていこうとする引きは超良型のイサキだったかもと思うと悔しい。竿は45度までなんとか立てた。ドラグ設定が緩かったのかリールを巻いても巻き取れない。ドラグを少しだけ締めてなんとか巻き取れるようになった瞬間に、ハリスを切られた。こういうときはどうすればいいの?
ハリス1.5号だから無理だとは考えていない。堤防でならハリス1.5号あれば50センチ級のクロダイを取り込むことができる。磯竿の弾力を活かしてじっくり弱らせて浮かせるわけだが、2メートルくらいと短い船竿だと同じ方法が通じるような気がしない。竿の弾力不足を補うためにクッションゴムを付けると理解していたのだが、ウィリーのようにクッションゴムがない方が有利な釣りで想定外の大物が掛かったら……諦めるしかないのか? それとも何か船での大物とのやり取りの秘訣ってあるのかな? あまりに悔しくって、釣行3日後なのに夢に見ちゃったよ。
著者: へた釣り