目標額に届かないフォースマスター400購入資金。「お父さんを助けて詐欺(パパパパ詐欺)」計画を実行。6月16日は父の日なので……足りない分を一気に妻1号&子供たちからせしめてやることに。子供たちの反応は、「ありえな~~~い!!」と至極まっとうなものであったが気にしない♪
話を振ってきたのは子供1号。「今週末は父の日だよね」「よく覚えてた!!」「何か欲しい物ある?」「あるっ!!」「あ~~~、その顔…高いんでしょ?」「パパはずっと欲しくて欲しくて仕方がないリールがあって、それを買うために、3月から貯金をしている…」。以下、切々とフォースマスター400が欲しいということを語り続けた。「い…いくらするの?」「5万円!!」「無理っ!」「足りないのは1万5000円ぽっきり」「無理っ!!」「ママと子供2号と3人で出せば1人5000円」「……」「5000円ならなんとかなるだろっ! ここでパパを喜ばせないでどうする」 詐欺というより脅迫である。
子供1号は妻1号に相談。「母の日なんてカーネーション1本だったよ~。パパだけ贅沢言いすぎじゃない?」「母の日はカーネーションを贈るものと決まっている。バレンタインディはチョコ、七夕は短冊、正月はお年玉、父の日はリール!! リール以外なら父の日を断固拒否する」「じゃぁ、今年は父の日なしね」「分かった、父の日だけじゃなくて、今年は、誕生日もクリスマスもお盆も正月も全部なしだっ!」 駄々子だ。しかし、こうなってしまうと言うことを聞くしかないことを妻1号も子供1号も知っている。
最後の難関が子供2号。意外と金銭感覚が発達している。でも、財布を共有している妻1号と、お金への執着心の薄い子供1号を丸めこんでしまえばもうこっちのペースだ。「父の日にリールを買うので5000円払え!」「5000円はありえないでしょ」「でも、払わないとクリスマスなくなっちゃうし、夏の旅行もなしなんだよ」「よっぽど欲しいみたいだから5000円くらいあげれば」 妻1号と子供1号が既に払う気になっていては抵抗しても虚しいことを知っている子供2号……「子供2号だってお金ないんだよ。クリスマスは絶対に5000円以上の物買ってもらうからね」と渋々同意。
というわけで、上州屋のサマーセールが始まったらフォースマスター400を手に入れられそうである。へた釣りはときどき思う、自分の親が自分のような人でなくてよかったw めでたし、めでたし。
著者: へた釣り