お刺身最高なカイワリ、酒蒸し上等なアマダイ、ヒレ酒うまぁ~なオニカサゴの三兎を追うぞ!と宣言してから、居ても立ってもいられないほどに行きたくて仕方がなくなっていた沖のウィリー釣り。金沢八景・一之瀬丸で3月8日から出船することが決定した。ウィリー巻いて備えなきゃ!!
探るタナの範囲やシャクり方で多種多彩な魚が狙える沖のウィリー。何でもいいから釣れたら幸せ~なへた釣りの嗜好に実にマッチしている釣りである。ゆっくり50センチ刻みでまずはオキメバルやウマヅラハギでお土産確保。オキメバルに飽きたら、速めに小刻みカイワリ狙い。底でヒメを掛けてから誘いあげての大物狙い(主にマトウダイ)。これに加えて今季は底周辺を念入りに探ってのアマダイ狙い、仕掛けを変えて臭いオレンジのヒラヒラでオニカサゴまで1日で楽しんじゃおうというのであるから、目論見通りにいけば、これほど楽しい釣りはないはず。
準備といっても、ウィリーの仕掛けを作るだけなので、さほど面倒ではない。水深100メートルを超えると、ウィリーの色はさほど重要ではないようで、オレンジと白、抑えにピンクとグリーンを巻いておけばOK。色よりもむしろシルエットの大きさが魚の食いに影響したので、少し太めに巻いておき、食いが渋かったら、少しずつウィリー巻きの太さを落としていくという方針で大丈夫だったと記憶している。仕掛けの全長は今年から針数を1本増やして3メートルくらいにしよう。枝スとして3本ウィリー針を出し、下針は空針でオキアミを装餌する。元スは2.5号、枝スは2号。針はウィリー針がチヌ針0.8~2号で空針はチヌ針3号でよかったはず。
カイワリ、オキメバルメインのウィリー釣りを楽しめる期間は意外と短い。沖から暖かい潮が入りポイントの水温が上がってしまうと、アジ、サバの群れが来襲する。メインターゲットは大アジに変わってしまう。回遊型(口の中が黒い)のアジは、湾奥で釣れる金アジと比べると美味しくないので釣れてもあまりうれしくない。へた釣りにとっての沖のウィリーは3月上旬に始まって4月中旬に終わってしまう短期勝負の釣り物なのだ。この間は、沖が荒れていない限りは、沖のウィリーで三兎を狙ってみようと考えている。
著者: へた釣り