強風が吹き荒れ、館山・剣崎・洲の崎・沖の瀬がポイントのLTウィリー五目船はなかなか出船できない日が続いているが、時化の間隙を縫って、出船した川崎・つり幸のウィリー五目釣果に気になる文言が……南風が運んできた春の濁り潮は沖のLTウィリーで釣れる魚にも影響を与えた。
へた釣りが沖のLTウィリーの釣果をチェックしているのは、金沢八景・一之瀬丸と川崎・つり幸。一之瀬丸のLTウィリー五目は、カイワリ込みで真性五目達成! 館山沖でLTウィリー絶好調!!となった3月20日と同じ傾向で好漁が続いているように見えるが、最後に出船したのは3月30日。一方のつり幸の釣果報告には、沖のLTウィリーが3月末から4月頭にかけて釣れる魚が変わることを示唆する報告が見られた。つり幸の方が出船頻度が高く最終出船も昨日のため、現状に近いと思われる。
3月20日には「オキメバル・カイワリが釣りたい方はお早めにご釣行下さい!気温が上がるにつれ大アジ主体に変わります」と予告されており、3月27日には「今後もオキメバル主体で行きます!沖の状況と天候次第でオキメバルとアジ主体で出船する予定です」と予告通りアジが混ざり始めたことを告げている。釣果写真にも報告にもカイワリが含まれていないのが少し気になる。そして4月2日。「水色に濁りが入ってからオキメバルがあまり釣れなくなったのですが代わりに大アジは活発のようです」とメインターゲットがオキメバルからアジに変わってきているようだ。「アジの反応だと思っていたらキンメダイでした、ラッキーです」なんて誤算もありで、「今後はオキメバルの状況次第で大アジ主体でいろいろな物を狙うつもりです」と締めくくられている。
カイワリの群れはアジに比べれば大きくない。そのためにオキメバルに混じってポツリポツリと釣れてくる。群れが大きなアジの活性が上がるとカイワリに出会える確率が下がるので「お早めにご釣行下さい」と予告されていたと思われるのだが、どうやら春の嵐はアジの群れを館山・剣崎・洲の崎・沖の瀬に運んできたようだ。それでもカイワリのかわりにアジ、アジだと思ったらキンメダイ……今週末が凪ならせっかく仕掛けを量産したことだし、洲の崎か沖の瀬まで行って高級魚五目に挑戦したいものである。アジが高活性でもカイワリがいなくなったわけではないので、運がよければカイワリをゲットできるってことは、宇佐美・治久丸のカイワリ五目で経験している。
著者: へた釣り