「これ見れば、カワハギ釣りが変わりますよ」とカワハギ師匠からお借りした「カワハギ地獄Bible」のDVD。カワハギ超人の1人(というかボス超人?)である宮澤幸則の釣法が船上、海中のカメラに収められている。へぇ~とかふ~んとかすげぇ~とか思える個所多数で目から鱗がぁ!!
市販のDVDなので、その内容に関してはあまり詳しくは書けない。試行錯誤の末にやっていたカワハギの釣り方がそれなりに正解だったのかなぁ~と思えるポイントもあったかと思うと、なるほど! 超人ともなるとそんなことまで考えて釣ってるのかぁ~と驚くしかないことも(聞き上げ中の目感度・手感度で餌の有無が分かるなんてすげぇ~としか言いようがない)。カワハギ師匠の言うとおり、確かに勉強になる。勉強にはなっても、なかなか体が覚えないんだけどねw DVDの本筋ではないところで、へた釣りがビックリしたことをいくつか書いてみる。
これが一番驚いたこと。カワハギはアサリよりもまず、下錘に興味をそそられ近づいてくる。アサリには見向きもしないで、下錘を口先でツンツンと突いている姿が何度も海中カメラで写されていた。下錘を突くのに飽きたら、目の前に美味しそうなアサリ。そこでようやく餌に興味を示し、捕食体勢に入ってるように見える。アワビ貼りブレードも突かれてるのかなぁ?
速めに叩いても、上下にフワフワさせ続けても、カワハギはしっかりと餌の動きについてきている。アサリが動いている最中も隙あらばとアサリを啄ばみ、啄ばみきれずに餌を追いかける。激しく仕掛けを動かしている間はカワハギはその周辺で餌をじっと見ていると想像していたのだが、想像以上にアクティブに餌を追うんだと気付く。クワセの間って仕掛けを完全に停止させる必要ないかも。
キモだけ吸われてその後魚信なしという経験をよくしているため、カワハギの好物はアサリの黒い部分だけで、カワハギにとってベロや水管は刺身のツマのようなものだと想像していたが、どうやらこれは間違いらしく。カワハギに散々突かれてベロと水管しか残ってない状態でもちゃんと釣れるんだってことが海中カメラで確認できた。
海中にはベラやトラギス、カゴカキダイなどのカワハギ釣りの定番ゲストの姿も映っていたが、最も積極的にアサリを突いてくるのはカワハギだと知った。ベラなどもアサリに反応はしているのだが、ホバリングできないためアサリを突く精度は低い。カワハギは捕食はかなり上手な魚なのではないかと気付く。仕掛けを止めるとベラが大喜びする?
本筋を外すとこんなとこかなぁ~。後半「ワッペン地獄攻略法」というコーナーがあるのだが、へた釣りはワッペンを釣らずに大きなカワハギを釣る方法が解説されているのだとばかり思っていた。釣るのが難しいワッペンサイズのカワハギを釣ってゲーム性の高さを楽しもうという主旨だった。薄造りを食べたいからがカワハギ釣りの最たる動機だと上達しないのかも…。
著者: へた釣り