今年は東京湾奥のハゼの沸きが悪くて、ハゼマゴチ大丈夫かな?と心配していたが、深川・吉野屋は9月10日に羽田沖のハゼマゴチを開幕。40センチ級を中心に1~7本と好調な滑り出し。しかし翌11日は餌不足を理由に出船せず。品川・中金も19日からマゴチ船を出船する予定だが……。
東京湾奥のハゼの沸きが悪いという話は、船宿の近くでのんびりハゼ釣りをしていた人に聞いた。昨年までなら小一時間も釣ればバケツいっぱい釣れたハゼが今年は全く釣れないんだという。9月11日に品川・中金の桟橋でスタッフ&有志が餌用のハゼ釣りをしているのを見ていたのだが、全く釣れないというわけではないにせよ、昨年なら3匹釣れていたところが1匹という感じ。東京湾奥(少なくとも西部)のハゼの沸きが悪いという情報は間違いないようだ。
深川・吉野屋は9月10日に羽田沖のハゼマゴチ船を出船した。土・日・祝日限定の釣り物で、「ハゼエサつきですので、終日じっくりとマゴチ一本で狙ってもらえます!」と告知されている。「近場でハゼの湧きも良いようなので」とも書いてあるし、「ハゼのストックとマゴチの模様次第では平日も曜日限定で出船する」ともあったので、ハゼの沸きは問題ないのかもと安心。開幕日には船中26匹(1~7匹)の好釣果をあげたにも関わらず、翌11日は出船中止。その理由は、「ハゼエサが残り少なくなってしまい、明日の出船に間に合いません」。30分~1時間くらいハゼ釣りしてからマゴチでもいいのに……と思ったりもするのだが、「マゴチ一本で狙ってもらえます」というのが深川・吉野屋のこだわりなんだろうか。
19日にハゼマゴチをスタートさせる品川・中金は、「今年はハゼの確保が難しく、またマゴチのポイントの近くで途中で釣るのも厳しいようなので購入」するようだ。料金は8500円と昨年と同じだが、ハゼ餌の6匹目からは1匹あたり100円で購入することになる。昨年の羽田沖マゴチでは1日2本竿で20匹以上のハゼを使っていたような記憶が……。活け餌釣りなので餌の元気さは釣果に影響する。100円を惜しんでマゴチを逃すのはイヤだし、かといって昨年までのペースでハゼを使っていると……品川・中金のマゴチ船は釣れるときは1人で20匹近く釣れる。そのときの餌代を考えると……ちょっとどころかかなり怖い。この時期、羽田沖ではまだシロギスが釣れていたと記憶している。ハゼの代わりにキスを釣ってキスマゴチというのはなしかなぁ……。
著者: へた釣り