イサキ釣り初体験に向けて、この1週間ばかり無駄に気合と妄想を空回りさせてきた。Xデーの予報は雨。雨くらい平気と、金沢八景・一之瀬丸に予約を入れていたのだが……風の予報が悪すぎる。日中は南西の風が吹き荒れるらしい。雨には負けない……でも、風には勝てない。
タックルの準備万全。仕掛けも買ったし、釣り方のお勉強もしっかりと。気の早いことに釣り具のパッキングまで終了して、あとはもう朝起きて金沢八景に向かうだけの状態にしてあったのだが……ほかの釣船のサイトを見ていると、早々と出船中止の決断を下したところも。一之瀬丸のサイトには「荒天時出船の判断が難しい場合には同業者や組合内で協議致しますので、最終決定は6時15分から30分頃になる場合がございます」とある。電車釣行のへた釣りには、1時間以上かけて船宿まで行ったのに、やっぱり中止という状況は辛すぎる。
東京湾、特に剣崎沖は南風が強く吹くと、釣りどころじゃなくなるってことは昨年のカワハギ釣りで思い知っている。海がウネると船は波の上を飛び跳ね、着水するたびに船から落っこちそうになる。シャクリ続けるイサキ釣りは座ってやるのは難しい。あの飛び跳ねる船の上で立って釣る……無理だと判断。生まれて初めて、船宿にキャンセルの電話。怒られるかもと、ちょっとドキドキした。予報が悪いので、釣行日を日曜日に変更させてほしい旨を伝えると、あっさり「分かりました」とのお返事。
6月12日は雨の予報ではあるが、風は弱まる見込み。というわけで、へた釣りのイサキ釣りデビューは明後日まで持ち越し!
著者: へた釣り