釣り座が不利でアジが竿頭の人の1/4しか釣れなかったと書いたら、シーバス師匠より「コマセの撒き方で釣り座の不利をある程度はカバー出来ます」と指摘される。船上でも、船を降りてからもあ~かなこ~かな考え続けてはいるが、これかな?というコマセワークには辿りつけない。
アジの群れはコマセが流れて行く方から入ってくる。分かりやすく舳で撒いたコマセが艫方向に流れて行くなら艫が有利で舳が不利。それでも辛抱強くコマセを撒いていればそのうち自分のところにもアジがやってくるのだが、そうならないケースというのが、胴の間の人が釣りに飽きてコマセを撒いてくれないとき。艫に入ったアジはその潮上にコマセの気配を感じずにそれ以上潮上には泳いでこない。同じケースはイサキでも経験しており、船長から「胴に一人でも上手い人がいれば状況変わったと思う」と大惨敗したのを慰められたことがある。ウネリで掛からんし撃チ~ン釣行もそういう状況だったと考えている。
シーバス師匠は何を釣らせても達人様なので「カバー出来ます」と言われてもシーバス師匠だからカバーできるだけなんとちゃうの?とツッコミたくなるが、そんな拗ねたことを考えてても釣りは上達しない。潮下で止まっているアジの群れを自分の下に呼び込む方法……胴の間のコマセの薄さを覆すレベルでのドカ撒きはありかな? コマセカゴの蓋を開けたまま投入し数振りすればコマセが出きってしまうくらい盛大に撒き散らかす。胴のコマセの煙幕の薄さをカバーできれば、大量のコマセの出所である自分の仕掛けの周りに魚を寄せられる?
著者: へた釣り