そんなにカイワリ釣りたきゃ、宇佐美に行けよって言われそうだが、宇佐美・治久丸で狙うカイワリと、金沢八景・一之瀬丸のウィリー五目のカイワリはへた釣りにとっては釣趣という意味において別物だ。できれば今年も洲の崎沖のカイワリを手にしたいが…Xデーは沖の潮次第らしい。
治久丸でカイワリを狙うときは、船長はカイワリがいる根の上に船をつけてくれるので、スティ0の超高速シャクリを繰り返すカイワリ以外の魚はいらないという釣りになる。マダイやチダイ、アマダイなども混じるが、あくまでもゲスト。ゲストが釣れるということはシャクリ方が悪い(魚信が欲しくてスティ時間を取ってしまっている)と考える。そんな釣り方なので、カイワリのご機嫌がよほど悪い日に当たらなければ、カイワリがボウズということはない。
一之瀬丸のウィリー五目は本命のない釣りなので、そのとき釣れる魚を釣っていく。何が釣れるか分からないのでスティ時間を長くしたり短くしたり。釣れている魚、釣りたい魚を選んで獲っていくのが楽しい。欲しい魚の筆頭はカイワリではあるが、執着せずにいろんな魚を釣ったり、余計な魚を釣らない(シキシマハナダイやサクラダイなどを釣らないのも技だと思う)ことを楽しむ。宇佐美のカイワリ五目と洲の崎のウィリー五目の釣趣が違うというのはそういうこと。
宇佐美のカイワリは6月くらいになって本格化したら今年もやるとして、その前にウィリー五目でカイワリをゲットしたい。マメに拾って午前LTアジは37匹釣行で一之瀬丸に行ったので、遠征ウィリー船の船長に挨拶をかねて、釣況を聞くと、「カイワリは沖の潮が入ってきてからですかね」と教わる。沖の潮が入るってのはどうやればチェックできるのかな? 海上保安庁の「海流概況図」を毎週見てれば分かるようになるのかな?
著者: へた釣り