45センチ以上の大吉オニカサゴを釣るという目標に向けて、もうしばらく頑張るつもりでいたのだが、サンスポに 気になる記事が…曰く「“中鬼”の数釣り? といううれしいシーズンだ」。今季は30センチの吉サイズを1匹しか釣ってないので中鬼でも釣れれば十分うれしいんだけど…夢が……。
自分で釣りのハードルを上げてといて自分を苦しめるという自虐傾向がある。一番つらかったのがイサキ。30センチを超えて初めてイサキ、30センチ未満は大ウリンボだなんてことを書いてしまったために、剣崎沖でイサキを釣るまでに3年かかった。これに懲りて、××センチ以下は本命魚ではないと宣言するのは止めている。代わりにサイズによって満足度の指標を示すランク付けをするようになった。例えば、マゴチなら60センチ以上でホームラン、55センチ以上で三塁打、50センチ以上で二塁打、40センチ以上で一塁打、それ以下はデカッw。これなら小さくても一応本命を釣ったことにはなる。
オニカサゴも同じように、45センチ以上で大吉、40センチで中吉、35センチ以上なら小吉、30センチを超えたら吉、25センチで末吉ってことにした。25センチ以下はリリースする決まりなので凶。新春にシーズンを迎える釣りなので、おみくじ感覚で楽しもうと考えたわけだ。獲らぬ狸の皮算用ならぬ、釣らぬ鬼の鰭算用。それでもおみくじルールならサイズを問わなければオニカサゴを釣ったと釣果を報告できる予定であった。鰭算用は大外れ。2014年は3釣行して釣れたのは吉サイズが1匹だけという体たらく。ここらで大吉どころか50センチ以上の大大吉を釣って帳尻を合せたい。そう考えるのが釣り人の性である。
ところが、サンスポの「 寒さに負けず“鬼退治”大成功 魚影の濃さ抜群!鬼カサゴ」という記事。500グラム~900グラムのオニカサゴを中鬼と呼んでいる。1キロを超えて大鬼となるようだ。オニカサゴの場合、40センチでだいたい1キロ弱なので……40センチを超えるサイズはこの時期になるとほとんど混じらなくなると読める。45センチ(1.4キロ前後)となるとさらに厳しい? 本当にそういう傾向があるのかと羽田・かみやの釣果を調べてみると……大吉オニカサゴの釣果は1月中旬までに集中していることが分かる。へた釣りが唯一中吉サイズを釣ったことがあるのも1月13日だ。2月に入ってから大吉が釣れたのは2月1日だけ。今季に大大吉狙いは…無理かな?
著者: へた釣り