釣りも好きだが食べるのはもっと好き♪ 27匹釣れた式根島キンメを食べ始めた。大きいのから2匹は炙ってお刺身に。残る良型は頭や中骨などのアラでお出汁をとってしゃぶしゃぶにするつもりだったが、外食では絶対食べられないデカキンメの煮付けを一人で食べる贅沢をしてみることに。
深場の勇者様からは大きいのはお刺身で、中くらいのは干物やしゃぶしゃぶで、小ぶりのは煮付けでと教わったが、1.5キロのキンメダイを尾頭付きで煮付けて一人で食べるなんて経験次にいつできるか分からない。良型のうち一番小さい物を煮付けてみた。ちょっとお高い伊豆の宿でこのサイズの煮付けを食べたことはあるが、家族4人で一皿だった。それでもびっくりするほど高かった記憶がある。今回は独り占めだ。煮付けてからしばらく煮汁の中で寝かせて味を沁みさせた1.5キロ級キンメの煮付けの贅沢感は絶品♪
お刺身は皮を残して炙っていただく。皮際にたっぷり脂を蓄えているようで、炙ったことで身の甘みが増す気がする。釣行動画を見ながら晩酌の肴としていただいたが、あまりの旨さに2回おかわりしてしまった。冷蔵庫で寝かせて熟成が進めばさらに旨みが増すと想像される。毎日少しずつ炙って食べて味比べをしてみようと考えている。釣った翌日でこれだけ脂の旨みが感じられたのだから、もう2、3日すれば旨みが大爆発するのでは?と期待している。わさびは下田からの帰りにわさび園かどやに寄ってもらって買った生わさび。
キンメダイは頭やカマ、中骨から美味しい出汁がたっぷり取れる。お刺身にした良型キンメのアラで出汁を取って、中くらい(1キロくらい?)のキンメの身をしゃぶしゃぶにしてみた。プリっとした弾力の食感の身をポン酢で食べる。お刺身ほどの旨みのインパクトはないが、3月とはいえ夜はまだ冷えるのでお鍋で食べられるのはうれしい。旨みのインパクトはむしろ出汁の方にある。最初から上品な旨みのある出汁が、煮詰まるのかアラから旨みが出続けるのかどんどん濃厚になっていく。野菜や豆腐がたまらなく旨くなる。ラーメンや雑炊で〆たいが血糖値が気になるので我慢して残った出汁は翌朝の味噌汁に。
著者: へた釣り