「魚が食べたい!-地魚さがして3000港-」を見ていると「日和上げ」なる知らない言葉というか風習が秋田県にあるのを知る。冬の日本海は時化が続き、漁に出られない日が多い。時化の日に晴天になることを願ってお酒を酌み交わす集まりを日和上げというらしい。いい言葉だなぁ。
貧乏暇なしのへた釣りがお仕事を休めるのは土日のいずれか週に1日だけ。その日はなんとしても釣りに行きたいが、土日ともに時化模様で釣りに行けずということが年に数度ある。週に一度のお楽しみを奪われてしまうと、家庭ではなんだか機嫌が悪いと煙たがられ、仕事仲間からは調子悪そうだけど大丈夫?と心配されてしまう。釣りに行けない週末は、ほかにやることがないからお休みを返上して仕事をする。そのせいで…不穏な人になっているのだと思う。釣りに行けない日は仕事をするのはやめて、翌週末は時化ないことを祈って日和上げすればいいのかと気付く。釣行費分飲めばいい憂さ晴らしになる。妻を誘えばきっと喜んで一緒に飲んでくれる。
著者: へた釣り