私、バカよね おバカさんよね♪釣行での最大の獲物は30センチ以上あるサバフグ。「食べられますよ」と教えてもらったけど、カワハギが釣れないからってサバフグを持ち帰って中毒死。これは肥え溜めに落ちて溺死する並みに恥ずかしい死に方ではないかと思いとどまる。本当に安全?
サバフグは無毒で食べられるという話を最初に聞いたのは浦安・吉野屋の船上だった。大きなサバフグを釣りあげた人が船長に「これ、食べられますよね」と質問したところ、船長の反応はう~~んという感じだった。「サバフグって毒のあるのとないのと2種類あって、見分けるの難しいんですよね」。危険だから持って帰らない方がいいよというニュアンスが含まれていた。吉野屋はフグ船も出しており、フグの調理免許を持った船長がいる船宿である。
調べてみると、サバフグにはシロサバフグとクロサバフグの2種類があるらしい。「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」では、東京湾で釣れたものはシロサバフグもクロサバフグも無毒と読めるのだが、一方で「フグの調理は一般人は原則的に行なわないこと」という但し書きがある。シロサバフグは無毒だが、クロサバフグは南シナ海で獲れたものに毒があるらしい。見分け方は尾びれに着目し、黄色っぽい物がシロサバフグ、黒く上下に白い部分があるのがクロサバフグ。これとは別に身にも毒があるドクサバフグというのもいるようだ。駿河湾では釣れるらしい。ドクサバフグは背びれまで小棘があることで見分けられるという。
おバカさんよね♪釣行で釣れたのはクロサバフグかな? あべなぎさいい子だなぁ~釣行でもサバフグを釣ったので写真を確認してみると、こっちは尾びれが黄色いのでシロサバフグ? でも上下に白い部分があるような気もするし……よく分からない。いずれにせよ、身が水っぽくすごく美味しいフグではないようだ。唐揚げなどにして食べることが勧められている。恥ずかしい死に方に怯えながら食べる価値はないような気がする。
著者: へた釣り