釣れているときは一瞬でも早く仕掛けを投入したい。でも、魚を美味しく食べたいならすぐに血抜きをしてバケツで口を開いて死んでしまう前にクーラーに入れたい。カイワリ釣りでの悩みである。針掛かりしてから全力で暴れる魚なのでバケツに入れるとすぐにひっくり返ってしまう。
そんなにバンバン釣れる魚ではないので、釣れたら両エラを切ってバケツへ。仕掛けを再投入して、着底して仕掛けの長さ分だけ底を切ったらバケツから海水氷を張ったクーラーに移して氷〆する。高活性でないときはこれでOKなのだが、船長から「いい反応ですよ~」予告があったときは1秒でも早く仕掛けを再投入したいし、一瞬でも早くシャクリだしたい。血抜きは諦めて取り合えずバケツに放すが、いい反応がひと段落したころには口を開いて死んでしまっていることがよくある。ホースからは海水は出ているが間に合ってない。
補助的にエアポンプを使えば、活かしておけるかもと、プチ遠征で持ち運びしやすい小型のエアポンプをさがしていると、世界最小を謳っている釣り用の電池式エアポンプを発見する。「疾風48式」は単3電池1本で手のひらサイズ。吐出量は0.7L/分とある。新品アルカリ電池で24時間以上は必ず動くそうだ。「烈風12式」は単3電池2本の高出力タイプで吐出量は2L/分。泳がせ釣り生き餌用にとあるのでカイワリを活かしておきたいならこっちかな。サイズは疾風に比べると幅が2.5センチほど大きくなるが、こちらも手のひらサイズでプチ遠征の邪魔にはならない。
著者: へた釣り