高級刺し盛りを作るをテーマに八景沖アミ五目を4戦、宇佐美沖カイワリ五目を1戦、久里浜沖マダイ五目を1戦したが、マダイ、イシダイ、クロダイをそろえたダイ三元を達成して、高級刺し盛りの野望はようやく果たされた。これまで不満が残っていたのはイシダイ釣れてなかったからだね。
左の血合がうっすらとしたピンク色の物がイシダイ。25センチ級と小ぶりのサイズだったので脂の乗りはサクから白いラード状の脂がしみだしてくるというほどではなかったが、それでも十分に美味い。さらに食感もプリプリとした身の弾力を残しており絶品である。これまで釣って食べたことのある釣魚でのお刺身ランキングではカイワリ、アカムツ、イシダイが不動のベスト3だ。高級刺し盛りチャレンジは結局、イシダイを釣って食べたいという企画だったことに気付く。だからカイワリを釣っても、ヒラメを釣っても満足できずに企画は継続していた。右上がマダイで右下がクロダイ。マダイもクロダイもお刺身で食べて美味しい白身魚の代表格なわけだが、イシダイと同じお皿に盛ってしまうと主役はイシダイ。好みもあるのだろうが、ダイ三元にあってイシダイの美味さは別格だ。
▼余話
ダイ三元達成の祝杯用に妻1号が大阪人のソウルフードの1つであるすじこんを作ってくれた。牛すじとこんにゃくを甘辛く煮た物だが、これがまたイシダイのお刺身に負けず劣らず絶品なのである。しかも安いし、意外とヘルシー。薄いお好み焼きの生地の上にたっぷりの九条ネギとともに乗せて焼けばねぎ焼きも作れる。煮上がる少し前にゆで卵を入れて味をしみさせるとこれがまた美味。
著者: へた釣り