イシダイを釣って食べたいからワラサ船乗っちゃおうかなと臍の曲がったことを書いたら、イシダイなら専門に狙っている船があるし、船宿を選べばウィリーでやれると教えていただく。さらに「腰越港はウィリーの聖地」と説明されたら…気にするなというのは無理な話だ。電車で行けるかな?
イシダイ狙いの船は久里浜港・平作丸が安定して釣果がよく、人気ということは調べがついていた。始発で向かって駅から相当気合いを入れて小走りで行けば6時50分の離岸になんとか間に合いそうではあったが……「ロッド3メートルで道糸4号ハリス3号程度6m サニービシFL80号」というタックルの説明がじっと待てない多動性中年が好む釣り方ではないような気がして意気込みを挫いた。船長が怖かったりうるさかったりするかもしれないことに恐怖心を抱いて不慣れな釣りで初めての船宿に行くのに尻ごみしたというのもある。
金沢八景・一之瀬丸なら行き慣れた船宿なので安心感がある。イシダイ本命でワラサ船に乗ったと宣言しても生温かい目で見守ってくれるだろうと甘えたことを考えたわけだ。Facebookに投稿された昨日の釣果には「イシダイは皆さんゲットできました! タイ・イナダ・ワラサ・平ソーダなど外道多彩で楽しめました」とある。イシダイ本命なら依然、期待してよさそうな釣況だ。気になる文言もあった。「明日よりタイ・イナダで出船」。仕掛けが「ハリス2.5号~3号 6~8m ビシもFL80号」に変更になった。平作丸とはイシダイが本命か、マダイ&イナダが本命かという違いはあるが同じ釣り方っぽい。天気が確定したら予約しようと思っていたのだが……。
腰越港まで行けばウィリーでイシダイを狙えるという情報をSNSで複数の人から教えてもらう。U原工房長に「腰越港はウィリーの聖地」とまで煽られると、ウィリーしゃくり大好き多動性中年釣り師としては聖地巡礼したくなる。喜久丸という船を見つける。「ウィリーしゃくりって?」という釣り方の解説ページがすごく丁寧に作られていて好感触。釣果を見るとイナダ、チダイ(ハナダイ)、アマダイなどに混じってイシダイが釣れている。仕掛けは4~5本針で3~3.5メートルとある。カイワリ用の3.3メートルの仕掛けを流用できそうだ。
問題は電車で間に合うかってこと。最寄り駅から始発に乗って向かうと腰越駅着は6時13分。船宿は駅から徒歩5分だが、出船は6時15分とあるので……間に合わない。何か手はないかと考えて、品川駅までタクシーで行ったとすると……5時49分には腰越駅に着けることが判明。これなら間に合う。でも、タクシー代は2000円くらいかかる……。でも、ウィリーの聖地でイシダイだしなぁ~。でも、船宿割引券を使えば乗船料は1000円引きで9000円で乗れるしなぁ~。それに、江ノ電に乗ったことないから乗ってみたいしなぁ~。しばらくウダウダ悩んじゃうパターンだねw
著者: へた釣り