あ~だこ~だと理屈っぽいくせにその実横着な人なので、「勝手に釣れる」という言葉に反応してしまう。アマダイが餌を吸い込むと自然に送り込み、針掛かりに持ち込んでくれるという触れ込みの「フラット天秤 ライトアマダイ400」が猛烈に欲しくなる。上州屋・渋谷店に捕獲しに行こう。
江藤スプリング製作所という会社の製品で、ばね屋さんの爆釣天秤ということである。天秤の軸とアームの接続部が輪っか(コイル?)になっており、これがこの天秤のミソであるらしい。上州屋・渋谷店の入荷情報に掲載された写真によれば「このコイルがクッションになり自然な送りこみで喰い込ませます!」と書いてある。上州屋の他店舗の紹介でも「全体がバネのように、柔軟性を持たせてあるので、クッションゴムを使わなくても良さそう」「自然にやわらかく送り込み、スプリングの戻りで、ハリ掛りにいたる」「エサを吸い込んで捕食する魚に対して非常に有効」と随分と推している。
アマダイとは破局が復縁かの瀬戸際でせめぎ合っている間柄。頼れる物なら何にだって頼りたいというのが正直なところ。江藤スプリング製作所という会社のことを知らないのが不安要素だったが、調べてみると初代FGノット結束ツールとして購入したEZノッターの開発・製造を行った会社であると知る。ならば品質的に悪くはないと思われる。この天秤のおかげでアマダイからの愛を取り戻せる? それとも柔らかい天秤は水中での誘いが効果的でなくなるので不発に終わる? 試してみなくては始まらないし、仕掛けを動かさない方がいい日には使えるはずなのでまずは1個買ってみようと思う。
著者: へた釣り