父と祖父母の法事のために三連休は大阪に帰省。お寺での法要を無事終え、会食となったのだが、その場所が釣りガール向けセレクトショップ「FISHROLIC」のすぐ近く。子供1号がうれしそうに「パパ!! ここってあのお店の近くだよね」。その目は既に「かわいい服ゲットだぜ!!」と言っていた。
子供1号とともに大阪・堀江にオープンしたと話題になっていた釣りガール向けのセレクトショップ「FISHROLIC」に闖入したのは2年前。英単語も漢字も年号も全く覚えられない記憶力ゼロの子供1号なのに……FISHROLICが楽しい場所で、パパと行けば自分のお小遣いでは絶対に買えない服を買ってもらえるってことはしっかり覚えていた。土地勘のないはずの大阪で場所もこの辺りと分かっていたのだから…実は記憶力いいのか? 子供1号がはしゃいでいるのを見て、子供2号まで「一緒に行く!」と言いだす。無視しとこと思っていたのだが、法事のあとの会食にはお酒がつきもの。日本酒を8合ほど飲んで気の大きくなった(思考能力を失ったともいう)へた釣りは、「せっかく大阪まで来たんだから行くかっ!!」。アホである。お酒を飲んで勢いつけたらあか~~~~ん!!
ほぼ2年ぶりのFISHROLIC。前回はセレクトショップなるもの初体験で入る前からビビっていたが、今回は2回目だし、お酒も入っているので平気(←これが一番あかんやろ!!)。子供1号&2号と店頭で記念撮影して、呼気の酒臭い自分がその場に似つかわしくないことなんて全く気にせずにお店になだれ込む。お店の雰囲気はあまり変わっていなかった。明るい店員さんが2名出迎えてくれて、子供たちと一緒に買う物を選んでくれる。お店全体の雰囲気は変わってなかったが、品ぞろえは釣りガール向けという色が少し抑え目になって、アウトドア全般向けファッション雑貨のお店って感じになっていたかな?
普段はあまり子供たちのお買い物に付き合うことはない。大はしゃぎしながらお店の中を物色し、気に入った服やら帽子やらカバンが見つかると「パパぁ~これぇ~~~」とへた釣りのとこまで見せに来る。もともと女性視点でかわいい物ばかりが集められているお店なので、気になる物がいろいろ見つかるらしく、「パパぁ~これぇ~~~」「パパぁ~これぇ~~~」「パパぁ~これぇ~~~」「パパぁ~これぇ~~~」……子供たちのファッションショーを見ているわけで面白くはあるが、財布の中身に限度がある。「パパぁ~これぇ~~~」「高いのはダメ」。「パパぁ~これぇ~~~」「高いのはダメ」。「パパぁ~これぇ~~~」「高いのはダメ」。「パパぁ~これぇ~~~」「高いのはダメ」。
安めの小物を1つずつ買ってなんとか財布への痛手を防ごうと考えていたのだが、ここで誤算。店員さんから「ブログやっているへた釣りさんですよね」と声をかけられる。「うちの店長も読んでますよ」。うぐっ……「高いのはダメ」と言いにくくなったw 子供の欲しい服を買ってやれない甲斐性なしと思われるwww 酔っぱらいなのにオサレなお店に闖入しているという負い目もある。フォースマスター400資金を子供たちからせしめた罪悪感も。「分かった! 本当に気に入った物を持ってきて!!」。店員さんと一緒に電卓を叩いて、どこまでがへた釣りの許容範囲なのか計算し始める子供1号&2号。こいつら絶対に金のかかる女になりそう……。
子供1号は体にぴったりフィットするthree dotsの黒いワンピースを選ぶ。撥水性があり伸縮性もあるので確かに釣りにも使えるんだろうけど、黒だし体のラインが出るしで随分大人びた服を選ぶもんだなと驚く。でも、「高いのはダメ」と言っても最初から最後まで放さなかった服なので、よっぽど気に入ってたんだろう。子供2号は身長の問題でまだ服は買えないので、CHUMSのショルダーバッグとポーチ&帽子をセットで。ゲーム機などいろんな物を入れて大阪にいる間ずっと持ち運んでいた。こちらも気に入ったんだろう。「次はいつ来るの?」。「また近くに来たらね」と答えておく。
著者: へた釣り