釣り具メーカーは大阪以西に本社があることが多い気がする。大手メーカーの商品は東京でももちろん手に入るが、関西基盤の中小メーカーの商品は手に入れにくい。せっかく大阪に行ったので、東京では売ってない釣り具を求めて釣り具店に突撃。戦果は……今一つだったが何事も経験。
東京では渋谷でも新宿でも人が多く集まる場所には釣り具屋があるものだが、難波で釣り具店を探したところフィッシングサロン心斎橋というお店が一軒見つかったのみ。しかしこれがルアーのお店だったのでへた釣りの欲しい物はなさそうな雰囲気。本町周辺で何軒か大型店っぽい釣り具屋を見つけたが歩いて行くにはちょっとつらい距離。結局、実家に近い大和川沿いの伊勢吉という釣り具店に行ってきた。あまり大きなお店ではないので東京では売ってない釣り具を探すという目的には不向きだったかも。
LTアジ釣りの仕掛けを作るのにどの針を使えばいいのか悩んだ時に、「釣るまで帰らんで」Tシャツの狙魚必釣さんから教えていただいたのが「MARUTA KINRYU シルバーイサギ」という針。東京では見たことも聞いたこともない。兵庫県小野市に本社のある藤原辰次商店というメーカーの針だということはネットで検索して分かった。伊勢吉で探してみると…あった。東京湾のLTアジだと針のサイズは9号か10号。カン付きの物しか売られてなかったけど迷わず購入。胴の部分が平打ちしてある銀色のアジ針だった。
胴突き仕掛けのメバル釣りに使っているのが根掛かり回避性能に優れたホゴ錘という細長い錘。これまた東京の釣り具店では売られているのを見たことがないのでネット通販を使って手に入れていたが、大阪の釣り具店では普通に売られていた。本当は関門工業から出ているスリム型のホゴ錘の方が好みなのだが、この機会を逃すとホゴ錘を店頭で買うことは二度とないかもしれないので記念購入。ついでに穴釣り用に2号のホゴ錘も買った。こちらは関門工業の物だった。
足元に置いてある安売りのカゴで発見したのが「可変式おもりくん」というパーツを足し引きして重さを調整することができるアイデア錘。50号なら20号+10号×3で構成されていて10号のパーツを外していくことで40号、30号といった具合に錘の重さを変えられる。予備用の錘に1つ持っておけば、20号~50号の釣りに対応できるわけだ。さすが、大阪!! なんて合理的! と感心したのだが、よく見ると「秋田県発明展 雪の会会長賞」と書いてある。……さすが、秋田!! なんて合理的w
FISHROLICで子供たちとお買い物をしたときにへた釣りも前からちょっと欲しいなぁ~と思っていた「HUNG UP」という手拭き用のタオルを腰から吊るすクリップを買ってしまった。LTアジやウィリーなどコマセを使う釣りで汚れた手をすぐに拭けるようになるはず。でも、汚れた手を拭く道具にこんなオサレアイテムが果たして必要なの?と言われると……勢いで買った物なので、ほかの使い方も考えてみようと思う。
著者: へた釣り