財布の中身が乏しいので、気になる製品があるからといって買えるわけではないのだが、これ欲しいなぁ~と1年間にわたってへた釣りの妄想のお供になってくれるのが、シマノ、ダイワ、がまかつの総合カタログ。3冊まとめて700円で買ったんだけど、ボロボロになるまで何度も読む。
カタログを見る楽しみは、最新のテクノロジーが分かること。フラッグシップと呼ばれる製品は高くてとても手はでないのだが、何年か待っていれば、必ず手に届く価格帯の製品にも採用されるので、その日を夢見て、最新テクノロジーの名前だけは覚えておく。もう1つのカタログの楽しみは、昨年までのカタログに掲載されていたのに、なくなった製品を探すこと。製造中止になった製品は、釣り具屋で半額以下で入手できることがあるので、欲しかった製品が消えていないかチェックする。
お金があるならバンキシュなんだろうけど、バンキシュに採用されたシマノ史上最軽量&コンパクトローターとうたわれている「マグナムライトローター」、ツインパワー以上の機種にしかこれまで搭載されていなかった「X-SHIP」というスピニングリールの心臓部の最新テクノロジーが両方採用されている「レアニウムCI4+」が強烈に気になる。価格も定価で3万円以下なので、実売だと2万円前後……これは絶対に買っちゃいそうな気がする。
電動リールはラインアップが一新されていくようで、3月に「プレミオ 3000」、6月に「プレイズ 800/1000」という低価格帯の電動リールが発売される。プレミオ 3000はなんとボタンが0セットボタンのみの超シンプル設計。プレイズ 800/1000はフォースマスターと同じアウトスプール設計で定価で5万円を切っている。価格と性能のバランスから考えると電動丸プレイズシリーズは「電動丸400CPLAYS」以外は事実上の製造中止かな? 電動丸400CPLAYSだけ本体の色が違っているなど予兆はあった。
ダイワはNewイグシストが話題になっているが、Newセルテートのデビューに比べると、どうせ高すぎて買えないのも手伝って個人的にはインパクトが弱い。気になったのはメタルトップを採用した竿が確実に増えていること。船竿だけじゃなくて磯竿や筏竿、石鯛竿までメタルチューンされちゃっているのであった。AGSという新ガイドシステムもルアーロッドを中心にラインアップを拡大していくようだ。
がまかつはへた釣りの興味のあるジャンルでめぼしい新製品が今年はなかった。唯一実物を触ってみたかったのが、タチウオ&シーバス用のライトジギングロッド「LUXXE Deck Stage FINEACTOR」かな?
著者: へた釣り